川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

N,Wの練習4週目

N,Wの練習からは、4週間を1か月として、練習を進めていきます。  ですから、N.Wの練習は、8月6日が最終日となります。  8月7日よりRとFの練習に入ります。  NとWの練習のまとめは8月4日木曜日に書きます。

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「オーイーの練習」は唇に強く力を入れて言えるようになったら、周りの状況で声が出せなかったら、「オーイー」と声を発しないで、唇の動きだけで、練習しても結構です。

私が「イーウーの練習」をしていたころ、ある日、風邪気味で、マスクをかけて電車に乗りました。  もう唇の動きは「イーウー」と声を出さなくても強くできるようになっていたので、私はマスクの下で、ずっと声を出さないで、「イーウー」の練習をやっていました。

駅を5,6個過ぎる間には、200回は終わりました。

ですから声を出さないで、唇の動きだけで、練習するときがあっても結構です。  そのほうが、どこでも出来ると思いますので。

最後に、これは「個人の感想」ですが、相田さんから「オーイーの練習」はアンチエイジングに良い、という感想がありました。  ほうれい線予防に良い、と相田さんがおっしゃっていました。  

これについては、検証のしようがありませんので、「個人の感想」としてお伝えいたします。    

相田さんはこれで、「オーイーの練習」に対するモティベーションが一気に上がったそうです。

  

====子音を長く言う「川合メソッド2」=========
7月17日から8月6日までの練習内容

Lの練習(2) 長いLで例文を言う 3回
簡略腹式呼吸(水道管呼吸法) 3秒 x 5回
Wの練習(1) 普通のWで例文を言う 5回
Nの練習(1) 普通のN出例文を言う 5回
Wの練習(2) 長いWで例文を言う  5回
Nの練習(2) 長いNで例文を言う  5回
「オーイー」を5回、唇に力を入れてつなげて言う練習
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なお、この練習「川合メソッド2」を営利目的で使用することはご遠慮ください。(皆様にそのようなお願いをする理由はこちらでご覧いただけます)

(例) 出版、発音セミナー、発音レッスン、発音講座、発音訓練 等々。

学習者どうしの情報交換は歓迎します。  どんどん行ってください。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




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前回の「きのこの山たけのこの里」のブログは、いかがでしたか?  英語の子音の言い方と、日本語の子音の言い方が全然違うということを理解していただけたらいいな、と思っています。

それに皆さんは、Nに関しては、英語と日本語で言い方が違うということは、すでに知っていると思います。  英語を使って仕事をしている方々は、No や Not が「ンノウ」や「ンナット」と言われるのを聞いたことがあると思います。

私のホームページの「皆様にお願い」という欄で、中学生にアルファベットの発音の仕方を教えたら、NとMのところで、生徒たちが笑ったという話をしました。  なぜ笑ったかというと、「そんな言い方、やりすぎじゃないの?」と生徒たちは感じたからです。

大人も、ネイティブが No や Notを「ンノウ」「ンナット」というのを聞いて、「そこまでしなくてもいいんじゃない」と思って、同じように言わないで、日本語のように「ノウ」「ナット」と発音する人がほとんどだと思います。

けれども、「そこまでしなくても」とか「やりすぎじゃないの?」と思うこと自体、「それは日本語とは違う音だ」と聞けている証拠だと私は思います。

皆さん、音は聞けているわけです。  ただ、日本語の子音の言い方を基準として、「やりすぎだ」と感じて同じに発音しなくてもいい、と思ってしまうだけです。

ここに、「言語の発音は日本語が標準だ」という無意識の思い込みがあると私は思います。

私たちが知っている言語は、最初は母国語である日本語だけです。  だから、言語の発音は日本語の発音が標準だ、と思うのは当然と言えば当然のことです。  

でも、子音の言い方に関しては、日本語の言い方、つまり、「子音と母音が常に一緒になって一つの音を表現する言い方」は、世界の言語の中では少数派です。

日本語の子音の言い方は世界の言語の子音の言い方のスタンダードではありません。  (これが、イタリア人やドイツ人が英語を学ぶ場合と私たちが英語を学ぶ場合の違うところです。)

だから日本語の子音の言い方に照らし合わせて、「大げさに聞こえるからやらない」と言っていると、英語の子音の言い方にならなくなります。

日本語と違う子音の言い方が聞こえてきたら、それは日本語とは違う言い方をする外国語なのだ、とそのまま受け入れて、同じように発音することが必要になってきます。

その外国語ではそういう子音の言い方をするのだ、と受け入れて、聞こえた通り発音するように練習してください。

No や Not を「ンノウ」や「ンナット」と発音していると、Never や Nameなど、ほかの単語のNの言い方も変わってきます。

私が7月24日のブログで、武田鉄矢さんの「夢の人」を聞くと、日本人の英語もいよいよクライマックスだ、と思うのは、オドロームの城が崩れるイメージと、日本人の中にある、「英語の子音も日本語の子音も同じ」という長い間の思い込みが崩れるイメージが重なるからでしょうね。

もうすぐですね。  皆さんが英語本来の子音で話すようになるのは。  そして、そういう人たちが日本人の英語を通じるように変えていきます。

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高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。