川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

RとFの練習1回目

NとWの練習は8月6日で終了となりました。  今後は、子音を長く言うNの練習(2)とWの練習(2)のみ、毎日3回言ってください。

私のDVDの57分20秒のところで、Wの説明をご覧になった方は、私が Way と言う時に、日本語のように、すぼめた口をすぐに開いてしまわないで、Wのところで口の動きを一瞬止めてW「ウ」と発音しているのがお分かりになったと思います。

同様に、Wet という時も、すぼめた口をすぐに開いてしまわないで、Wの口の形を一瞬保持して「ウ」と発音しているのがお分かりになったと思います。(映像は素早く移ってしまいますので、「口の形が止まっている瞬間を見る」と強く意識して見てください)

どうしても長さを持ったWが言えない方は、感覚をつかむために、私がDVDで「一緒に言ってみましょう」と言って後についてWay Wet と言うところで

「ウェ」と一気に言わないで、

まず、Wの「ウ」を発音してから/エイ/と二重母音を言う
まず、Wの「ウ」を発音してから/エット/と言う

そうやって発音してみると、「Wを音一つ分の長さを持って言うって、こういう感覚なんだな」と分かります。  



余談になりますが、このDVDを撮影したのは2010年10月でした。  Wの音は、発音記号の最後の音でしたので、その時のことは今でもよく覚えています。

私は自分に、

「最後の音Wだ。  
最後までしっかり発音の仕方を実演するんだ。  
Wの口の形をして、
一瞬、唇の動きを止めて、
息を送って、
Wの「ウ」という音が出ていることを自分の耳で確認するんだ。  
音が出ていることを確認してから、
母音に移るんだ」

そう言い聞かせながら、Way Wet と発音しました。

その年の1月から毎日のように家庭用のビデオカメラで録画しては、映像をチェックしてきましたが、さすがに、たくさんのライトがある広いスタジオで、角度の違う2台のカメラの前で、プロのカメラマンに撮影してもらって実演するのは、それなりの緊張感がありました。 (こういう条件で撮影しましたので、DVDはかなり質の高いものに仕上がっています。  編集もプロが行っていますので、お値段以上の価値のある教材だと思っています。)

読者の皆さんに、日本人の私が、日本語にはない子音の言い方(Wの口の形を保持して発音)をしているのを見ていただければ、DVDを撮影した意味は十分あったと思っています。  上級になっても、自分の子音が日本語式にならないように時々、見て、チェックできますので、皆さんにずっと長く使っていただけるDVDだと思っています。  

* * *

それでは今日の練習、RとFに入ります。

Rの練習(1)

例文は次の通りです。  皆さんにはすでに1か月間、聞いていただいた文ですので、少し慣れていらしたところだと思います。

(A) You are right.
(B) I received a radio from Tom.
(C) I saw Rachel’s rabbit in her room.

上の例文を5回音声モデルについて言う。(慣れてきたら音声モデルなしで自分で5回言っていただいて結構です)

Rの練習(1)音声  
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Rの練習(2)

上の例文をRの部分だけ長く発音しながら5回言う。  最初は音声モデルについて言って、慣れてきたら音声モデルなしで自分で5回言っていただいて結構です。

Rの練習(2)音声  
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Rの発音は、私がDVDでやっているように舌を丸めて発音するやり方と、舌を盛り上げて発音するやり方と2通りあります。  どちらでも、今自分がやっている発音の仕方で結構です。  これは長さの練習ですので、Rのやり方自体を変える必要はありません。  

Rの練習(2)は、沢さんも、相田さんも、最初はとてもぎこちない言い方でした。  それが普通だと思いますので、うまくできない、と気にする必要はありません。  焦らないで、自分のペースで言っていただいて結構です。

私は「英語発音、日本人でもここまでできます。」の本の中に、THの発音がでてくると、そのたびに口の準備に5秒くらいかかる生徒さんがいた、という話を書きました。  その時も、私は「正しい発音をするのが一番大事なことですから、時間がかかってもいいですよ。」と言って、じっと彼女が発音するのを待っていました、と書きました。

Rの練習(2)がうまくできなくても、私がそばにいて、「時間がかかっても結構ですよ。  Rの音が長さを保って言えるまでずっと待っていますから、大丈夫ですよ」と言っているところを想像して、焦らないでやってください。

初めてのことですからうまくできなくて当たり前です。

こちらは相田さんの最初の練習(2)の発音です。

相田さんの音声  
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ほとんどRに長さがないのでやり直していただきました。

2回目の相田さんの音声  
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こちらは長さが少しあります。  

私は相田さんに、いつも一文ずつ録音したものと3文一緒に録音したものの2つを送ってもらいました。  2回目に送られたI saw Rachel’s rabbit in her room. の録音ではRoom のRのところで、舌先が口蓋についていました。

下の録音です。

相田さんのRoom の音声  
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それで、「もう一度、やり直してください」と言ったら、「モティベーションのないことをやるのはなかなかつらいものがあります」とおっしゃったので、「それでは、スタート時はこういう発音だったということで、始めましょう」ということになりました。

それでも、彼女は練習をしていくうちにRは正しく言えるようになりましたので、皆さんも、Rがうまく言えない状態のまま、練習を始めても結構です。  何も心配しなくて大丈夫です。  練習をすれば上手になります。

Fの練習(1)

Fは息をたくさん使いますので、3つ入れるのは、無理でしたので、3文ともFは一つです。 音声モデルについて5回言ってください。

I saw her face.
We are fighting.
I feel good.

Fの練習(1)音声  
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Fの練習(2)

上の例文をFを長く発音して5回言う。  3文ともFは、一つですので、1つのFをいつもの練習(2)より少し長く発音するようになっています。

Fの練習(2)音声  
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随分長いFの摩擦が続きますので、この練習で、安定して、摩擦音ができるように練習してください。

7年くらい前、声楽のレッスンで「The Main Event/Fight」というバーバラ・ストライサンドの曲を萩原先生に指導していただきました。  この曲にはFight という言葉がたくさん出てきます。 

そのとき先生が、「Fight は、口から息をふきだすように言うといいのよ」と教えてくださいました。  確かにそういうと、明確にFight という言葉が歌えました。  ですから皆さんも、この長いFを口から息が噴き出すように言ってみると、うまく言えると思います。

R,Fどちらも最初はうまく言えなくても、心配いりません。  今月中にできなくてもそのあと3か月は、練習がありますので、大丈夫です。  それを考えてやりにくいWやRは最後の月に持ってきませんでしたので、時間をかけて練習していきます。

以下が8月7日からの練習内容ですが、水道管呼吸法を4秒にしました。   ただし、無理だという方は3秒のままで結構です。

====子音を長く言う「川合メソッド2」=========
8月7日から9月3日までの練習内容

簡略腹式呼吸(水道管呼吸法) 4秒 x 5回
Lの練習(2) 長いLで例文を言う  3回
Wの練習(2) 長いWで例文を言う  3回
Nの練習(2) 長いNで例文を言う  3回
Rの練習(1) 普通のRで例文を言う 5回
Rの練習(2) 長いRで例文を言う  5回
Fの練習(1) 普通のFで例文を言う 5回
Fの練習(2) 長いFで例文を言う  5回
「オーイー」を5回、唇に力を入れてつなげて言う練習
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なお、この練習「川合メソッド2」を営利目的で使用することはご遠慮ください。(皆様にそのようなお願いをする理由はこちらでご覧いただけます)

(例) 出版、発音セミナー、発音レッスン、発音講座、発音訓練 等々。

学習者どうしの情報交換は歓迎します。  どんどん行ってください。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)



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高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。