鼻腔への共鳴を練習する方へ
鼻腔は喉の上の位置にあります。 この練習は上に響かせる練習です。 したがって、故意に喉で声を低くしてしゃべっているとこの練習は出来ません。 普通のしゃべり方で練習してください。 生徒さんから声の高低についてご質問が出ましたので(今日の練習の最後の部分に書いてあります)お伝えいたします。
(喉を開ける練習は発声練習や「ロンリータイガーの練習」で、別に行います。ただ、それをしなくても沢さんは川合メソッド2の練習だけで、こういう音質からこういう英語の音質に変わりました。(出典 オー・ヘンリー「最後の一葉」) 鼻腔への共鳴ができましたので声の響く空間が変わりました。)
川合メソッド2第二部「英語の音質で話す練習」の中で私が説明する発声の仕方は、今から25年前、私がシカゴの病院で、受付のアメリカ人の質問に答えていた時、そのアメリカ人と同じ音質になるように、ひとりでに、私の口の中が変わって行った時に、身に着いた発音の仕方です。
この経験については、著書「英語発音、日本人でもここまでできます。」17ページ「突然身に着いたネイティブ発音」の項目に詳しく書いてあります。
私は、意図的に、ネイティブと似るように、自分で考えて口の形を変えたわけではありません。 受付のアメリカ人の質問に答えていくうちに、彼女と同じ音質になるように、ひとりでに口や鼻腔の形が変わって行ったのです。 私が35歳の時でした。 (臨界期仮説から言うとありえませんね。)
私は耳が「聞いた音と同じ音質」を出そうとして私の口や鼻腔の形を変えたと思っています。 (この耳の働きについては、2011年7月8日のブログ「機会に発音の判定をさせること」に書いてあります。)
その後、発音練習をしながら、「もう少し明るい音質がいい」とか「もう少し、後ろの方に共鳴させた方がいい」とか、音質の好みで、いろいろ共鳴の位置を変える努力をしましたが、基本的にこの口や鼻腔の形は、あの時シカゴの病院の受付で、アメリカ人と話していた時にひとりでに身に着いたものです。
その発声の仕方が、私が長くやってきた声楽の発声の仕方と同じ点が多かったので、私は著書「英語発音、日本人でもここまでできます。」の中で、そのやり方を説明しました。
その本を出版する前、2003年から2008年まで、私は、「声楽の発声法と英語の発声法に類似点がある」ということをネット上のあるサイトの掲示板に書き込んでいました。 (そのことは去年ブログに書いたとおりです)
「発声法と英語とどんな関係があるの?」というのが当時の風潮で、私が2003年に一番最初にネット上の掲示板にそのことを書いたときは「発声法なんて関係ありませんよ」という反論が一番最初に寄せられたことを今でもよく覚えています。 今は、時代が変わりましたね。
* * *
それでは今日の練習に入ります。
沢さんは、「ニアニアの音声」を聞くだけでは鼻腔への通り道を開けることは出来ませんでした。 けれどもICレコーダーに録音して、私や相田さんの音声と比べて直す練習を始めたら2日後から鼻腔への通り道が開くようになりました。
ただ、一週間たってその週の録音をまとめて送ってくれた時、「いろいろ練習していたらどれがいいのか自分でもわからなくなりました。 一週間分送りますので(雑音が入っているものもあります)どれがいいのか教えてください」とメールが来ました。
皆さんも同じような疑問を持っていらっしゃると思いますので、今日はその録音を載せて、一つ一つコメントしていきます。 皆さんの録音の中に似た音質の物があったら、参考にして下さい。
練習2日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160318_0220.MP3:sound]
少し鼻腔への通り道が開いています。
まだ響かせる空間は小さいです。
練習3日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160319_0238.MP3:sound]
ふたをかぶせたようなこもった響きが強いです。
響かせる空間も狭いです。
練習4日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160320_0299.MP3:sound]
練習5日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160321_0353.MP3:sound]
音が少し強くなってきましたが、まだ空間が狭いです。
空間が狭いために、かぶせたようなこもった響きが強いです。
練習6日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160322_0377.MP3:sound]
一週間分送られてきた録音の中では、これが一番空間が開いています。
最初は空間を大きく開けていくことが大事です。 きれいに響くポイントを見つける前に、まずある程度の空間を開けることが大事です。 そういう意味で、一週間分送られてきた音声の中では、これが「一番空間が開いている」ので一番いいです。 この開け方で、空間をもっと開けていってください。
練習7日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160323_0389.MP3:sound]
昨日の録音より、空間が小さいです。 もう少し高く軟口蓋をあげてください。
私は以上のような返事を書いて沢さんに送りました。
* * *
私はこの時、沢さんに「軟口蓋を上げてください」とお願いしました。 実際にはおそらく口と鼻腔の境目で、次のような動きをしているのだろうと思っています。
鼻腔に共鳴するところは軟口蓋に隣接し、最初のうち閉じている。 つまり下の図のAの部分とBの部分はくっついている
A
______________
B
それが軟口蓋を引き上げる動作によって、Aの部分が上に上がって、AとBの間が開くのだろうと思っています。 それが鼻腔への共鳴をするところだと思っています。
沢さんの一週間の録音を聞くとまだAの部分の引き上げ方が、足りないという気がします。 その結果まだ、響かせる空間が狭く聞こえます。 それで、もう少し高く上げて、AとBの間の空間を大きくしてもらいたいと思いました。
この録音を送ってくれた5日後、沢さんは風邪をひいたので、8日間練習をお休みしました。 川合メソッド2第二部の音質の練習は、風邪を引いたときは休んでください。 下の録音は風邪が治ってから8日間練習した後の録音です。
練習開始21日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160413_0510.MP3:sound]
練習6日目の音声に比べると暗い感じがします。
空間が狭く空間の高さが低い感じがします。
もう少し軟口蓋を高く上げて空間を大きくとってください。(つまり、軟口蓋を高く上げることによって、Aの部分をもっと上げてもらいたいと思いました)
「沢さん自身で6日目の音声と21日目の音声を比べて感想を聞かせてください」と私はお願いしました。
=====沢さんの感想=====
21日目の録音は、6日目の録音に比べてこもっている感じがします。 「空間の高さがない」という指摘はわかります。
音の高低は関係ありますか?
練習の時、高い声でやれば近い音が出ている気がしますが、結構きついです。 低音でやると普通に言えますが、何かいまいちしっくりこない感じです。
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私の返事
音(声こえ)の高低は関係ないです。(これについては下の注をお読みください)
ただ、元気がない、暗い音に聞こえた時は軟口蓋、唇、口角、口の空間、すべてをとにかく上げて発音するようにしています。 そうすると明るい音になってきます。 力がいるので、結構きついですが。
軟口蓋を上げるのがきつかったら、ちょっと姿勢は悪くなりますが、首を前に出して軟口蓋を上げてみてください。 軟口蓋が上げやすくなると思いますがどうですか? 生徒さんがE.T.みたいって言ってましたけど。
=====沢さんの感想==========
首を前に出して軟口蓋を上げると、確かにやりやすいです。 なんか自然とそうなっていたみたいです。 逆に姿勢を正すと苦しいです。
E.T.(笑い) わかりやすい!
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その一週間後、練習開始28日目の録音 音声はこちらです。
[file:creato-k:160420_0606.MP3:sound]
Nの発音の響きが上に上がってきました。(私が沢さんに送った返事)
以上が、沢さんの練習28日目までの音声です。 最初は沢さんの28日目の音声くらいまで空間を開けていくことを目標にしてください。 練習3日目のような小さな空間で、「英語らしい」と思わないでください。 こんな小さな空間では、声も小さいですし、響きも小さいです。 これでは、こもって相手の人に良く聞こえませんし、鼻腔の固いところにあたったきれいな響きもありません。(どこに当てるか、そのポイントは、来週か再来週に説明いたします) とにかく最初は出来るだけ軟口蓋を引き上げて、上の図のAとBの間の空間を広げることを目標に練習してみてください。
今日の沢さんの音声と私のコメントを参考にして、もう一週間、出来るだけ大きな空間を開けられるよう、見本と比べて自分の発声を直す練習をしてください。
(注) 声の高さについて。
お店で、若い女性の店員さんが、「いらっしゃいませ」というときの声は高いですね。 私は以前、そういう高い声で英語をしゃべらないように気を付けていたことが一時期ありましたが、現在は「空間を大きくとること」に集中しているので、「低い声でしゃべる」という意識はありません。 共鳴させる空間が日本語のように狭いまま、声だけ低くすると、相手が聞き取りにくくて、聞き返されてしまいます。 今は「声を低くしてしゃべる」という意識は全くありません。 けれどもこういう共鳴のさせ方をしますと、英語の音質になりますので、「英語を話す時の方が声が低い」と感じる方もいらっしゃると思います。
それはたぶん声が響く空間の大きさの違いによるものだろうと思います。 こういう空間は、日本語を話しているときより、大きな空間になります。 大きな空間にこういう共鳴のさせ方をすると「低い」と感じるのではないかと思います。 バイオリンよりチェロのほうが低い、それと同じような感じだと思います。
川合メソッド2第二部は、故意に声を低くしないで、日本語を話している時と同じ声の高さで行ってください。 その理由は、皆さんにはこの後もう一つやっていただく作業があります。 それはきれいな共鳴をつけるために必要なことです。 その時、声を故意に低くしていると、この作業ができません。 ですから普通の声の高さで、この練習は行ってください。 これは女性の方も男性の方も同じです。 鼻腔は喉より上の位置にあります。 そこに共鳴させてきれいに響くポイントをこの後、練習して身に着けていきます。 その練習をする時に、声を低くしていると鼻腔に響かせることができません。 ですから、この練習では故意に声を低くしないでください。
沢さんに「男性もネイティブは鼻腔に共鳴する声で話していますが、わかりますか?」とお聞きしたら、彼女は即座に、「ええ、それはよくわかります」とおっしゃったので、彼女もよく音を聞いていると思いました。
======川合メソッド2英語の音質で話す練習======
10月16日から10月22日までの練習
Where are you? の練習を2回した後、自分のNの例文の音声を録音し、見本と比べて音質を似せていく。
なるべく空間を大きく、高くとるように練習してください。
(ただし、自分の鼻腔、口腔内部を傷めないように注意して行ってください。 違和感があったら、
直ちに練習を中止してください)
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川合メソッド2を営利目的に使用することはご遠慮ください。
特に出版社、発音を教える人による無断使用は固くお断りします。
皆様にそのようなお願いをする理由はこちらで、ご覧になれます。
学習者どうしの情報交換は歓迎します。 どんどん行ってください。
発声に関しては日本語と同じ狭い口の空間で、日本語と同じ小さい息の量で声だけ低くすると非常に聞きにくい英語になります。 少しざわざわしているところでは聞き返されてしまいます。
一方、鼻腔も含めた大きな空間にたくさんの息を使って声を共鳴させるとこういう発音になります。(川合典子HP(Wの練習「音声を聞く」)より) 川合メソッド2ではこちらを目指します。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
*今日初めて川合典子のブログを読んでくださった方へ*
英語の子音には長さがあります。(日本人が70年聞き取れなかった長さです) 「L」の長さは2016年9月1日のブログを読むとマライア・キャリーさんが発音しているLの長さが聞き取れます。
Sの発音は2012年2月21日のブログを読んでいただくとメリル・ストリープさんが発音するSの長さが聞き取れます。
発音練習は演説でなく普通の会話文で行います。 ナチュラルスピードで日本語化しない子音で話す練習は演説ではできません。 日本人が昔から好んでやってきた練習ばかりしていると、日本人の英語を長い間、通じなくさせてきた問題点を克服することができません。
* * *
「中学、高校の英語の授業を英語で行う」という誤った学校教育(英語教育)の方針から子供達を守る為、当分の間、下記の文を掲載させていただきます。
「中学、高校の英語の授業を英語で行う」という方針のもとになった「英語で考える」という指導法は、提唱者自身も実際に行っていない指導法です。 「英語で考える本」(松本亨著 英友社)67ページに、提唱者自身も学習開始から7年目までは「日本語訳を使って」英語を学習したと書いています。
現在もその方法の提唱者たちは、「日本語訳は害になる」「英語のまま生徒に言わせればニュアンスがわかる」と主張しますが、それは嘘です。
今、その嘘を信じた人たちが「英語で授業」という形式を学校教育に持ち込み、多くの高校生が犠牲になっています。
川合典子が見た英語習得の真実は次の通りです。
「バイリンガルの基礎も日本語訳で出来あがった。
最初に日本語で英語の意味、文の構造を説明されたからこそ英語が理解できた」
嘘を提唱するのはやめてください。
「日本語訳は英語力の害になる」は明らかに嘘です。
「英語のまま言っていればニュアンスがわかる」も明らかに嘘です。
嘘の自分の指導法でお金儲けをするよりも、生徒に正しく教えることが大事だと考えているのなら、間違いはきちんと訂正して謝罪するのが自然に出てくる行動でしょう。
「この指導法は嘘だ」という指摘を受けて、提唱者が何をしているかと言えば、逃げ回っているだけです。 自分さえその責任から逃げ切れれば日本中の高校生がどうなってもいいのでしょうか。
私は今まで「詐欺のような指導法」と言ってきましたけれど、「嘘だ」という指摘を受けて「釈明も出来ない」という事であれば、これは本当の詐欺ではないのですか?
文部科学省は日本中の高校生が詐欺の被害を受けているのに何もしないのですか。
文部科学省が守ってやらなかったら、ほかに誰も子供達を守ってやることは出来ないのですよ。 「何の効果もない“英語で授業”」など即時中止してください。
高校生がかわいそうです。
私は日本にある一つの英語学校がどんな英語教育をしようと口を出すつもりはありません。 けれどもそれを日本中の学校教育に持ち込んだ場合は、話は別です。 しかもそれが明らかに嘘の指導法であれば容認できません。 子供たちが犠牲になるからです。
自分のお金儲けのために嘘の指導法を広めるのは詐欺ではないのですか。 詐欺は犯罪です。
文部科学省は詐欺の片棒を担(かつ)ぐつもりですか。
「英語で授業」が効果がないことは、文部科学省ももうわかっているはずです。
だからあんなに華々しく打ち上げた「中学の英語の授業を英語で行う方針」は、もはやどなたもおっしゃらないのでしょう。 それなのに、高校の英語教育では、先生方や保護者、高校生をだまして、まだ「英語で授業」をやらせるつもりですか。
文部科学省が「一部の業者が提唱する、詐欺のような方法」を日本中に広めるために手を貸すことはないでしょう。 詐欺に協力するのは明らかに「国家公務員の服務規律違反」です。
私は人事院から出ている「義務違反防止ハンドブック −服務規律の保持のために−」というPDFファイルを読みました。 その1ページ目を見ると
「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」という日本国憲法第15条第2項に基づいて、国家公務員法96条第1項に「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当たっては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」と定めてあるのが分かります。
文部科学省は、一つの私企業が提唱している詐欺のような英語教育法を、審査も行わず(なぜこういう便宜を図るのですか?)、全国の高校に導入し、「公共の利益」を著しく損なっています。 国家公務員は一部の人の利益のために働くのではありません。
一部の業者の利益に協力し、高校英語教育という「公共の利益」を著しく侵害することは国家公務員の服務規律違反です。
文部科学省は国家公務員の服務規律違反を犯し、高校生に取り返しがつかないことをしています。 (取り返しがつかない理由はこちらです)
「高校の英語の授業を英語で行う方針」はやめてください。 これは詐欺指導法です。
文部科学省は国家公務員の服務規律に違反し、一部の業者が提唱する詐欺英語指導法を、先生方の反対を押し切って全国の高校で実施させています。
それは公共の利益を著しく損なうものです。
「高校の英語の授業を英語で行う方針」の即時中止を求めます。
中学、高校の正しい英語教育はこちらです。
次回のブログ更新は10月23日(日曜日)です。
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高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。