川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

OL時代の思い出(4) 持ち物がたくさん

私がOL時代、どんな仕事をしていたかは、2011年9月25日のブログ「OL時代」http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20110925 に書きました。自分の力で出来るかどうか分からないような仕事を次々上司(今日のブログに登場するNさん)から言われて、必死で勉強しながらそれをやっていきました。

あのころは家に帰るのはいつも夜遅かったので、通勤時間が私の勉強時間でした。英語を聞く、読む、しゃべる。どの勉強も、いつも出来るようにハンドバッグとは別に、ビジネスマンが持っているかばんよりももう一回り大きいかばんを持って、その中に、ウォークマンや、ヒアリング用、スピーキング用テープ、英文のコピー、英語の本、日本語の本、冬はレッグウォーマーや特大のマフラーなど、必要なものをたくさん入れて通勤していました。

なぜ、レッグウォーマーや特大マフラーなどを持っていたかと言うと、私が最後に乗る電車の駅は、田舎の小さな駅で、夜の11時を過ぎると、電車の本数が少なくなって、一つ逃すと40分近く待つこともありました。 寒いので、しっかり防寒して、駅のベンチで、勉強しました。

ある朝、出勤して、会社の近くの地下鉄の駅を出たところで、私は上司のNさんと会いました。「おはようございます。」と挨拶すると、Nさんは「おはよう」と言って驚いたように私の姿を上から下まで、見ていました。そして、「川合さん、君は毎日、家出をするような大きな荷物を持って、会社に来るんだねえ」と言いました。

それを聞いて、周りを見ると、周りには、都心のお勤めに向かう、きれいな格好をした女性がたくさん歩いていました。私のように大きな荷物を持っている人などひとりもいませんでした。 私は急に自分の姿が恥ずかしくなって、下を向いてしまいました。

でも、よく考えれば、私がこうやって大きな荷物を持って毎日通勤しなければならないのは、(ちょっと強引な理屈ですけれど)Nさんのせいでもあるのです。私の本来の仕事(秘書の仕事)ができるだけでは、すまないような仕事ばかりNさんが私にやらせるから、(それと、家には真夜中しか帰れないし、土日も仕事だから)私は電車の中でまで、勉強が必要で、こんなに大きな荷物を持って通勤することになったわけです。 

とはいえ、20代半ばで、まだおとなしかったので、そうは、いえませんでした。それに、男性の社員だったら、自分の上司にそんなことはいえませんね。

それ以来、Nさんに会うと、「川合さんの家出バッグ」とよく、言われました。 そのたびに本当に恥ずかしい思いをしました。でも、このときの仕事が今の私を作ってくれたと思うので、Nさんにはとても感謝しています。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。