川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の英語の特徴が聞ける録音方法

先回のブログをお読みになって、「自分は知的活動には自信があるけれど、聞く力に自信がない」と思われた方もいるかもしれませんね。それでは、自分の発音がネイティブと比べてどこが違うか、良く分かる録音の方法をお話したいと思います。勉強会のときでも…

発音習得の過程に知的活動を取り入れること

発音練習は筋肉トレーニングだとよく言われます。 確かに筋トレですが、基礎体力作りの筋トレとは決定的に違うところがあります。それは、基礎体力作りの筋トレは型が決まっていて、いつでもその型の通り行いますが、発音練習の筋トレはいつまでも最初に習っ…

ニコラス・ケイジ

私は、シカゴ赴任中に、病院の受付で「英語の音質で話すときの口の形」を経験しました。 帰国したとき、発音や音声学の本に、「英語の音質で話す口の形」が書いていないかと、大きな書店を随分回って、探しました。 けれども、唇や舌の位置については、たく…

それぞれの母国語に適した口の形

弱く発音される末尾のRは、なんとなく英語っぽく聞こえるので、しゃべりながら、無意識に舌に力を入れてこの音を出してしまう方がいますが、そうすると、英語が通じにくくなりますので、気をつけてください。 入れるつもりでなくても、日常、口をあまりあけ…

一日分の力を蓄える

2月7日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130207でアジサイの花がだんだん花を咲かせる力を蓄えているように、発音能力も少しずつ皆さんの中に蓄えられていると書きました。それがあるところまで来ると発音のブレイクスルーとして現れると書きまし…

図書館

最初の本を出版したとき、ある図書館から、「本のDVDを館外貸出ししても良いですか?」と言うお問い合わせが出版社に寄せられました。出版社から聞かれた私は、「どうぞ館外貸出しをしてください」とお返事しました。私も子供たちが小さいころは、地域の図書…

「口の形を習うこと」と「ネイティブのようにしゃべること」との間と埋める練習(完結編)

日本人の英語が通じなくなる「日本語の癖」が現れるのは、「文章」を英語で言うときなので、発音練習は「文章」で行ってください、と3回にわたってお話してきました。5年前、私のところに発音を習いに来た人に「今から、日本語の癖について説明します」と言…

「口の形を習うこと」と「ネイティブのようにしゃべること」との間を埋める練習(3)

先回は下の図を使って、今まで日本人がやってこなかった2から3への練習をしてくださいとお話しました。 基本の発音練習 単語の発音練習 文章の発音練習 0=======1=======2===============3 実際に2以降で文章の発音練習…