川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ大学生の段階で日本語経由の過程をなくして行くのか。

私は著書「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」の中で、小学校5年生と中学3年生の子供たちは、最初の2年間は教科書を日本語に訳して理解していきました、と書きました。小学5年生の教科書でも、日本の高校で習う英文法を知らないと理解できな…

中学、高校の英語の授業は生徒が最もよく理解できる日本語で行う

6月1日、7月6日、7月7日のブログで、「英語で考える」「英語を英語で理解する」という指導法の問題点を述べました。日本人が何十年も信じてきた「英語習得に日本語訳を使うと害がある」 − これは、なんら客観的な根拠があって言われたことではありませ…

「英語で考える」「英語を英語で理解する」という指導方法は、日本でやっても効果はありません。  母国語並みの大量のインプットがありませんから。

今日のブログを始める前に、高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)高校入試のスピーキングテストは本来文…

「英単語を和訳せず、英語のまま言おうと」「英単語の意味を英語で言おうと」学習者に英語のニュアンスはわからない。

前回は、日本で「英語で考える」「英語を英語で理解する」という指導法の発音面での欠陥を述べました。 今日は、「英語で考える」「英語を英語で理解する」という指導法の語彙の面での欠陥を明らかに致します。私は6月1日のブログで、「英語で考える」「英…