川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

高校時代の思い出

先回のブログで、中学時代、生徒会の指導をしてくださった先生の話を書きました。そういう中学校生活をした私は、高校に入学してちょっとしたショックを受けました。 休日にその先生のところに話しに行って、少し、元気になったころ、先生からお手紙をもらい…

発音練習の教材

先回のブログでは、日本で長くおこなわれてきた単語だけの発音練習を「単語と文章を並行して練習して行きましょう」と申し上げました。 今日はやはり日本で長くおこなわれてきた演説の練習についてお話したいと思います。 私は中学一年のときから今日まで、…

単語だけの発音練習は一ヶ月で十分です。  後は「英語でしゃべる」練習をしましょう。

高校の数学の先生が、何のお話のときだったか、こういうことをおっしゃったことがありました。「足し算を習ったらものすごく難しい足し算が出来るようになってから、引き算を習うわけではないんだよね。 掛け算を習ったら、ものすごく難しい掛け算が出来るよ…

子音が聞こえないという問題(2)

4月17日の続きです。子音が聞こえないと何を言っているのか分かりませんから、子音が聞こえるように言うのはとても大事なことです。ここで、英語と日本語の子音の違いを少しお話したいと思います。 私の最初の本を持っていらっしゃる方は28,29ページ…

子音が聞こえないという問題

私が中学生のころ発音練習をしていて、「自分のしゃべった英語の子音が聞こえない」という問題に直面したことはありませんでした。 確かに、お手本の発音に比べて子音が弱いと思い、強く発音しようとしたことはありましたが、「子音が聞こえない」「子音が落…

英語を話す時の唇と口角の動き

大学一年生のときに、ある先生がアメリカ人が英語を話すのを見て、「ガムを噛んでいるような口の動かし方だ」とおっしゃったことがありました。 この先生は英語の先生ではなく国際関係がご専門の先生でした。私は当時大学1年生でしたから、それまで聞いてき…

思い込みから自由になりましょう

「単語の発音が出来れば英語が上手にしゃべれる」 これは間違った思い込みです。 この間違った思い込みから早く自由になりましょう。 間違った思い込みがあると、高校一年の私のように(9日のブログ)目の前の事実が見えません。 単語だけの発音練習は、文…

単語の発音が出来れば上手にしゃべれるという思い込み

単語の発音が正しく言えれば、上手にしゃべれる。そう思っている方はたくさんいらっしゃると思います。だから、単語の発音をたくさん練習しても上手にしゃべれないと、「まだ練習が足りない」「まだ練習が足りない」と思って、また単語の発音に逆戻りして、…

通じる発音練習に変えましょう

人間が現実を見るとき、見るものを選択して見ていることがあります。皆さんは今までたくさんの発音練習をやってきたと思います。 母音や子音の練習、単語の練習、演説の練習。 とてもたくさんの量の発音練習をしてきたと思います。 ある事柄をするのが難しか…

通じる発音を身につける発音練習のやり方

私は日本人が、「演説の練習や単語だけの発音練習を好んでおこなってきたこと」が日本人の英語が通じなくなった大きな原因の一つだと思っています。 これらの練習は日本人が最も苦手とすることをしなくてよい練習だったのです。つまり、「強弱の英語のリズム…

日本人の英語が通じなかった理由

先回のブログで、単語だけの発音練習や演説の練習は、日本人が最もやりにくいことをやらなくて済む練習だと書きました。 すなわち「英語のリズムに乗せて、最初から最後まで文章を滑らかに言うこと」をやらなくて済む練習だと書きました。 今まで、発音練習…

新学期が始まりますね。

この春、中学一年生になる方で、英語を上手にしゃべることに特に興味を持っている方がいたら、ちょっとお小遣いをためて、教科書の音声が載っているCDを書店で購入してみてください。数年前私が買ったときは2000円くらいでした。 授業で一つのレッスンを…