川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ソクラテス(2)

私も生徒さんを教えていますからアドバイスをすることは役にたつことだと思っています。でも私の考え方は生徒には音は聞けないから私が聞いて直す、ということではありません。 学習する人が、自分で自分の発音を直さなければいけない、誰も教えてくれない、…

ソクラテス

学生の頃、こういうことを本で読みました。古代ギリシャで、ある若者が、ソクラテスのところに来て、「知恵者になるにはどうしたらいいですか?」と聞きました。 するとソクラテスは、若者を水が入れてある桶のところに連れて行き、いきなり彼の顔を水に突っ…

長い子音を文章のなかで発音出来るようにするにはどうしたらよいか。(2)

10月23日の続きです。前回は文章の最初に来た子音でまず、長く言う練習をしてください。とお話しました。最初に長く伸ばせる子音の来る文章はそれほどないかもしれませんが、今私の周りにある初級用の教材を見てみましたら、下のような例がありました。 …

長い子音を文章のなかで発音できるようにするにはどうしたらよいか。(1)

8月から日本人の英語が通じないのは、基本の音の発音の仕方を知らないからではなく、習った基本の発音が会話になると日本語の子音の言い方にすり替わってしまうからだと説明してきました。これはホームページの「通じない日本人の発音」のページhttp://crea…

合唱組曲「水のいのち」、1番「雨」

働いていた頃の思い出は今までたくさん書いてきました。(2011年9月25日「OL時代の思い出」http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20110925 、 2012年2月8日「ノリコ、Women が協力すると偉大なことが出来るのよ」http://d.hatena.ne.jp/creato-k/2…

あんたがたどこさ(2) 自分の内的欲求とつながる英語

15日のブログ「あんたがたどこさ(1)」の続きです。それから何年もたって、私は結婚して子供が生まれました。 子供たちは小さい頃ちょっと健康上の問題があったので、私は無農薬の食材を宅配してくれる会社の会員になり、そこから食材を買っていました。…

あんたがたどこさ(1)

大学の時、英会話の授業がありました。 それを担当してくださるアメリカ人の先生の中には、春や秋の気候の良い時期には、中庭の芝生で授業をする先生もいました。あるとき、午後の最初の授業が英会話の授業で、中庭で行われることになっていたので、私たちは…

一日、一日の練習のあとでも、達成感や充実感は感じられます。

昨日の続きです。速く習得したいと言う気持ちがあると、発音練習はうまくいかないのですね。 発音を習得するために学ばなければいけない事項は決まっていますので、これは省略できません。 ですからある一定の時間がかかることをまず理解してから始められる…

出版前に有効な方法かどうかテストされました。

私は16歳の時から声楽を習っていましたから、オペラのアリアや歌曲などのレッスンは受けますが、英語の歌は、練習や勉強時間の合間に楽しみに歌っていました。 けれども2008年から2009年にかけて声楽のレッスンで英語の歌を萩原先生に指導していた…

日本語式にすり替わった子音は、単語の最初の子音を言うときだけマイクのスイッチが遅れてはいるような聞こえ方になります。

8月から私は日本人の英語がなぜ通じないかを子音の面から解説しています。(その一例として8月4日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130804 を読まれると大体の内容がわかります) この解説を書き出したとたん、ある書店さんで、私の本がよく売れ…

予防接種の記録

海外赴任から戻ってくるときに必要な書類のことを今年の3月1日に書きました。http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130301 (私は、今回は書類より、本を持ち帰る方に熱心だったようでしたね。)もう一つ帰国の時に持ち帰ってくる大事な書類を思い出しました…