川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日はPod Sound Ripper と言うソフトウェアーを使って、何年か前、生徒さんがテープで送ってきた音声をパソコンに取り込む作業をしました。ビットレートが192だと、声がきれいに入らないので320に設定して、取り込みました。取り込むときはテープの音…

歌で発音練習するとうまく身につけられない発音があります。

私は英語の歌を歌うときも母音を区別して、歌っています。中学生で初めて Puff, The Magic Dragon を歌ったときから、母音を区別して歌っていたので、今でも自然にそうしています。ただ、歌うときには声がきれいに響くように、あけておかなければならない口…

20年前、初めて日本人の英語は通じていないと知った時。

今のアメリカのテレビにはクローズドキャプションと言う機能がついていて、リモコンのそのボタンを押すと見ているテレビ番組の字幕が出ます。耳の不自由な方でもテレビを楽しめます。けれども私が最初に夫の赴任についてシカゴに行ったころ(1980年代)…

発音練習のやり方を変える。

英語の文章をしゃべるとき、単語と単語が結びつく組み合わせ、そのとき起こる音の変化は無数にあります。この変化を全部誰かに教えてもらうことは不可能です。またリズムとイントネーションはどんなに上手に説明されても自分で聞かなければ、同じにいえるよ…

川合メソッドはなぜ、「自分で聞いて」自分の発音を直していくの?

川合メソッドはなぜ、「自分で聞いて」自分の発音を直していくの?それは耳で聞いた発音と同じに口で発音する力を育てるためです。これができないと英語の文章をネイティブと同じにいうことができないからです。英語の文章をしゃべったとき、強弱強弱の弱いリ…

発音の本によって、発音の仕方の説明が違う場合。

発音の本によって、あるいは発音の先生によって、発音の仕方の説明が異なって、どうしたらよいかわからない場合があると思います。そういう時は、それぞれの発音の仕方で発音してみます。そして録音して、モデルの発音と比べてみます。 聞いてみて、一番モデ…

リズムとイントネーションが違う英語

3月6日のブログで、リズムとイントネーションが大事だというお話をしました。文章で発音練習する場合、必ず、実際にしゃべった英語をお手本に使って練習してください。頭の中で考えたリズムやイントネーションでしゃべるのはやめましょう。なぜなら頭の中…

発音の本なのに何で「聞く、読む、書く、」の練習について書いてあるの?

私の本は発音の本なのになんで「聞く、読む、書く」の練習が書いてあるのかわからない方がいらっしゃるようなので、そのことについて今日はお話したいと思います。今、書店に並んでいる発音の本はみんな発音のことだけしか書いていないので、不思議に思われ…

OL時代の思い出(2)毎日電話で催促

ある日、私の上司(仮に名前をベイカーさんとしておきます。)が一枚の書類を持ってきました。すでに彼が英文で書き込んだ承認申請書でした。私のいた部門と一つ上のフロアーにいた部門は外国から来たスタッフがたくさんいましたが、他の部門は日本人だけで…

日本語を話すときよりたくさん息が使えるようになるために。

英語をしゃべる時は日本語をしゃべるときより、たくさん息がいります。それを実感したことがあります。今から10年位前、まだ萩原先生のレッスンを始める前で、声楽のレッスンも長く休んでいたころでした。私はある日、多読を音読でやってみたらどんな風に…