川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

ハロウィンの思い出

子供たちが小さかったので、シカゴでは年中行事をたくさん経験しました。この季節は、ハロウィンですね。シカゴは、このころになるともう寒くて、夕方、ダウンジャケットを着て、trick or treat に回ったこともありました。

jack-o’-lanternをかたどった、丸い橙色の入れ物を持って、近所のお家を回ります。小さい子は学校から帰ってきてから、親と一緒に回ります。

娘が2歳くらいだったときでしたか、友人が、「去年うちの子が着たダルメシアンの着ぐるみだけど、今年は由紀子ちゃんにちょうどいいんじゃないかしら。」と言って、着ぐるみを譲ってくれました。ダルメシアンと言うのは百一匹わんちゃんに出てくるあの犬のことです。白い地に小さい黒い斑点があります。耳は黒かったりします。

ヨチヨチ歩きの娘に着せて、スーパーマンの格好をしたお兄ちゃんを連れて、ご近所の家を回っていると、向こうから、本物のダルメシアンを散歩させているおじさんが、やってきました。

ダルメシアンの着ぐるみを着た娘と本物のダルメシアンが、お互いを見ながらすれ違いました。私とそのおじさんは、思わず、顔を見合わせて笑ってしまいました。

息子が、まだ、3歳くらいのときは、大きい子にくっついてご近所を回りました。 ある家のおばあさんが、何も言わない息子に「なんていうの?」「trick or treatと言ってごらん。」とお菓子を目の前に差し出しながら、言いました。息子は「チュリ、チュリー」のようなことを言って、お菓子をもらいました。そうやって言葉を教えてくださったのですね。

ニュージャージーのときは、最初の年は娘には友達がいなかったので、わたしが一緒について回りました。5年生の娘の衣装は、白雪姫でした。衣装を買ったとき、金髪の縦ロールのお姫様のかつらをほしがりました。「あなたの顔には金髪の縦ロールは似合わないよ。」と言ったのですが、どうしてもほしいというので、買いました。

でも、当日、鏡の前でかぶったら、やっぱり、似合いませんでした。「なんか変だね。」と娘が言うので、「うん、どんなにそれだけではかわいくても自分には似合わないものがあるのよ。」と言うと「そうなんだね。。。」とわかったようでした。

「私の顔には、黒い髪のほうが合うね。」と言って、かつらはとって、trick or treat に回りました。 実際にやってみると、自分で納得するようです。(こんな経験があったからか、今でも、とても素敵な洋服をお店で見ても、「こういう形のスカートは私には似合わないんだ。」と言って、そのスカートを見て楽しんでも、買うことはしなくなりました。)

そのとき回ったお家の中で、おばさんが、頭にカーラーを巻いて、出てきた家がありました。「Please excuse my hair.」と言いながらお菓子をくれました。きっと夕方からお出かけだったのでしょう。髪の毛をセットしていたのですね。「こんな頭でごめんなさい。」と言う感覚ですね。

小さい子供の衣装はとてもかわいいですが、高校生くらいになると、本当に怖いマスクをつけてくる男の子たちもいました。でも、たいてい高校生くらいになると、自分たちで、集まって、楽しむようでした。

橙色のかぼちゃの目と口のところを抜き取って、ろうそくを入れたjack-o’-lanternを玄関において、その日は、子供がいる家はどこの家も、お菓子をたくさん用意して、子供たちを待っていましたね。

娘がミドルスクールにいたときは、ハロウィンの日に怖いお話を作っていく宿題が出ました。二人で考えた末、

「昔はかぼちゃには、青いかぼちゃと橙色のかぼちゃと2種類あったのですが、ある年、ハロウィンの日にある町で、青いかぼちゃが、お菓子をもらいに来た子供をみんな食べてしまって、その町に子供がひとりもいなくなってしまいました。

それから、人々は青いかぼちゃを作ってはいけない決まりを作りました。だから、今は、橙色のかぼちゃしかないのです。」

と言うお話を作りました。怖くて、楽しい宿題でした。




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。