川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

今年を振り返って。

今年は5月から、「自分で発音を直していく時のヒント」と「ブログ」を始めました。たくさんの皆様に読んでいただいて、本当に感謝しています。どうもありがとうございます。

私が発音練習について言うことはおそらく今までの常識から考えると、無謀とも思えることだと思います。発音は誰かに教えてもらうものと思っている人が多いのに、「自分の耳で比べて、自分で直す。」と私は言いました。(7月8日のブログ「機械に発音の判定をさせるということ」)その上、「わからなければ、とにかく、こうやってやってみるんです」(9月25日のブログ「OL時代」)とまで言いました。

シャドウイングは英語学習の常識なのに、私は「発音を第一に考える人はシャドウイングはしないで下さい。」(8月14日のブログ「シャドウイング2」)と言いました。「発音を大事に考える人は母音の区別があいまいになるので発音練習のお手本に英語の歌は使わないで下さい。」(10月7日のブログ「萩原先生の一言」、ホームページ11月「自分で発音を直していく時のヒント」)とも言いました。

私は発表会などで何曲も英語の歌を歌ってきましたので、英語で歌うときの口の中の形と英語でしゃべるときの口の中の形が違うことを自分の体で知っています。

有名な演説を使って、英語を練習するのは私が学生の時からされていることなのに、「単語が一つ一つはっきり発音される演説のしゃべり方で発音練習を行わないで下さい。」と私はいいました。「演説の発音のしかたですと、スピードを上げていく練習にそのまま入れませんので、ナチュラルスピードで話す練習につなげるためにも発音練習は普通の会話文で行ってください。」(12月1日のブログ「大事なのは正確な発音」)と言いました。

おそらく、今まで言われて来た事とは違うことばかりなので、すぐには信じられない人もたくさんいらしたと思います。でも、すべて、私自身が13歳から発音練習してきた経験のなかで、長い間ずっと思ってきたことです。その場の思い付きで書いたわけではありません。経験に裏打ちされた言葉です。

一回その発音をするごとに、体の中にはその発音の仕方が強化されます。ですから、なにを教材として、どういう発音の仕方をするかと言うのはとても大事なことです。

来年も、発音を真剣に勉強している人に私の経験からわかったことを書いていきたいと思います。英語発音は私の人生のほとんどを通してやってきたことですので、十分皆様のお役に立つと思います。

また、まったく英語を知らなかった娘がバイリンガルになるまでの過程をそばでつぶさに観察した結果わかったことも、皆さんにお話していきたいと思っています。どうぞ参考になさってください。




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。