昨日はPod Sound Ripper と言うソフトウェアーを使って、何年か前、生徒さんがテープで送ってきた音声をパソコンに取り込む作業をしました。
ビットレートが192だと、声がきれいに入らないので320に設定して、取り込みました。取り込むときはテープの音声の大きさは自分で調整します。
声の大きさが図で画面に出てきますので、それを見てテープのボリュームを自分で調整しながらパソコンに取り込みました。
この生徒さんはレッスンを始めたころは声の小さい方でしたが、一年くらいの間に、とても、よく通る、やや低めの声に変わっていきました。
全部で5つのファイルになりました。ファイル1の操作のときは、声が小さいので、テープのボリュームをたくさん上げなければならなかったのですが、ファイル2、ファイル3、と作業をしていくうちに、どんどん声が大きくなってきたので、ボリュームをそのつど絞らなければ、最適な音声の枠に入らなくなっていきました。
私は彼女とのレッスンを思い出しながら、本当に響いてよく通る、英語らしい声に変わられたなあと思いました。
川合メソッドには発声練習が必修事項として入っていますので、生徒さんはそれぞれ始めて何ヶ月かすると声が変わって行きます。低く響く声になっていく人もいますし、明るく鼻腔に共鳴していく人もいます。
それぞれの方の個性や好みによって、さまざまに声は変わっていきますが、共通しているのはよく響くことと、よく通ることです。それができれば、相手の人の耳に心地よく入っていきますので十分だと思います。
私は最初はレッスンで声のことはあまり言いません。どうしろ、こうしろと言ってもすぐには、人の声は変わらないと自分の長い経験からよく知っているからです。
地道に発声練習を続けていけば、私が何も言わなくても生徒さんの声は確実に変わっていきます。それとともに生徒さんは声に対する観察力が鋭くなってきます。そして生徒さんの声が変わり始めたとき、「Lの音をこうして出して見てください。鼻腔に共鳴しているのがわかりますね。」と言うと今までまったく発音の練習をしたことがない人でも、鼻腔への共鳴を感じるようになっています。
練習をすることの意味は
1.そのことができるようになる。
2.そのことに対する感覚が鋭くなる。
この2つの意味があります。この2つは、ほぼ同時進行します。感覚が鋭くなったときを捕らえて、アドバイスをします。生徒さんの感覚が鋭くなってこないと、理解できないアドバイスがたくさんあります。
「自分で自分の声を聞く」「自分で自分の英語を聞く」と言うと、やる前からできないと思ってしまう方がいるかもしれませんが、ちょっと待ってくださいね。最初は誰でも初めてのことは出来ません。でもやっているうちにできるようになってくるのです。
そして、自分の声が変わったり、英語が滑らかに変わったりしてくるのは、一度経験すると、結構快感なんですよ。前にいたところより、一段高いところに登ったような気がするんですね。(実際に、それは高いところに登った証拠です。)
訓練をすれば、誰でもよく通る声に変わっていきます。毎日発声練習していると自分の声が変わっていくことに気づきにくいですが、1ヶ月目、2ヶ月目と、録音して聞いてみると変わっていることに気がつきます。
皆さんもどうぞ、発声練習を続けてください。発声練習している人の声には、何もしていない人の声は、響きの点でも、よく通るという点でも遠く及びません。練習しただけの成果は必ずあります。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。