川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

もう一人の観客

先週の金曜日、ある方の家にうかがって、萩原先生の伴奏で英語の歌をお聞かせしました。観客一人の小さな小さなコンサートでした。

去年の5月から11月まで、毎月、この人の家で、私はこの人とお知り合いの方に歌をお聞かせしてきました。初めて伺ったときは歌ったあと、すぐにおいとましました。そうしたら、夕方メールがあって、「川合さんの歌を聞いていたのは私たち二人だけではなかったようです。」と書いてありました。

どういうことかと思って読んでみると、私が歌った部屋には大きな観葉植物がおいてありました。30センチくらいの楕円形のしわしわの葉っぱがたくさん茎から垂れ下がっている観葉植物でした。私が帰ったあと、その植物の葉っぱが、みんなぴんと立ち上がってしまったということでした。「川合さんの歌に反応したのだと思います。この観葉植物はずっとここにおいてありましたけれど、こんなにぴんと葉っぱが立ち上がったのを見たのは初めてです。わさわさたくさんの葉が立ち上がってびっくりしました。」と書いてありました。

私も見ていないので、どんなになったのだろうと思いました。翌月、また、その部屋で、歌を歌いました。今度は歌ったあと、2,3時間そこで、お話をしていました。帰るときに、ふと見ると、だらんと垂れ下がっていた葉っぱがみんな、上にぴんと立ち上がっていました。しわしわだった大きな葉っぱは、まるでアイロンをかけたようにぴんと伸びていました。 「まあ、この間メールでおっしゃっていたのはこのことだったんですね。」と私もびっくりしました。

それから、11月まで、毎月、その部屋で歌わせていただきました。すると、帰るときにはほとんどの葉っぱがぴんと立ち上がっていました。私は、自分の歌を本当にその植物が聞いてくれたような気がして、「またね。」と、挨拶をしてかえりました。

12月以降は、その家で歌うことはなかったのですが、先週の金曜日、萩原先生とミニコンサートをしに、また、その人の家に伺いました。

部屋に入ったとき、あの植物はどこかしらと見回しましたら、見当たりません。彼女にきくと、「これです。」と指差されたところにはもうすでに葉っぱがぴんと立った、あの観葉植物がおいてありました。「いつごろから、歌も歌わないのに、こんなに葉っぱがぴんと立つようになったのですか?」と聞いたら、「川合さんの本が出版されたころはもう、こういう風になってました。」ということでした。

今回は緑色の葉っぱの中に紅色をした葉っぱもいくつかありました。以前は紅色の葉はありませんでした。(だからわからなかったのですね。)何しろ、葉っぱが大きいので、紅色が入ると、とてもゴージャスです。窓からの光が当たって燃えるように見えました。最初に見たときとはぜんぜん違う植物のようでした。

その人が、「私も、植物はエネルギーに敏感だとは聞いていましたけれど、この観葉植物が、こんなに変わってしまったのを目の当たりにして、本当にびっくりしてしまいました。それまでも、いろいろな人の出入りがこの部屋にはあったのに。。。。」とおっしゃっていました。

「きっと歌が、大好きな植物なのね。あなたは。」と私は、心の中で思いました。「紅色の葉っぱがとてもきれいよ。人間で言えば、青春真っ只中という感じね。」とまたまた、勝手に思いました。

よく伺ってみると、この観葉植物は一階のエントランスに置かれていたのをもう次の観葉植物に変えるので、お役ごめんとなり、この部屋に引き取られたものだったそうです。だから、こうやって、わさわさと、葉っぱを立ち上げたのが、余計不思議ですと彼女は言っていました。

植物は不思議ですね。エネルギーを敏感に感じ取るからでしょうね。

私がDVD付きの本を出版することになったとき、声楽の萩原先生が、歌の歴史について話してくださいました。「ずっと昔(たぶん古代のことだと思いました)、歌は病気を治すために使われたの。」と教えてくださいました。(きっと先生ご自身が大学で学ばれたことなのだろうと思いました。)  だからきっと、歌で植物も元気になったのだろうと、思いました。  




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。