川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

しずかちゃん

子供たちが小さいころ、ちょっと健康上の問題があったので、食事はちゃんと作らなければいけないと思い、一生懸命作っていました。でも、忙しくて、いつも時間が足りませんでした。それで、料理をするときは、急いでいて、油を顔にはねかす事が何回もありました。(たとえば、あわててハンバーグを裏返したときなど、パシャッと顔に油をはねかしたりしました。)

度重なると、ちょっとまずいな、と思い、何とかしようと、ボール紙で、お面を作って着けてみたら、いいのではないかと考えました。(小さいときから何か問題があると、自分で考えて、解決するのが好きでした。たいてい解決策は私独自のオリジナリティにあふれるものでしたが、オリジナリティがありすぎて、母や姉に笑われてばかりいました。やっている私は大真面目なんですけれど。)

早速駅前の文房具屋さんで、ボール紙を買ってきて、目のところに穴を開けて、耳にかけられるように、左右には小さな穴を開けて輪ゴムを付けました。それをかぶって、てんぷらを揚げたところ、もう顔に油ははねませんでした。でも、何も書いていない白い紙に目の穴だけが開いているお面はいかにも不気味で怖かったので、顔の絵を描こうと思いました。

実は、私は小学生のときは漫画家になりたいと思っていました。「少女フレンド」や「マーガレット」を毎週読んでいました。里中満智子さんの「ナナとリリ」、細川ちか子さんの「バラのゆくえは」、松尾美穂子さんの「ガラスのバレーシューズ」など毎週(「なかよし」は毎月)読んでいました。

実際に「少女フレンド」のプレゼントに応募して、「漫画の描き方手帳」をもらいました。それを見ながら、お話を作って紙に何コマも枠を作って、ペンで絵を書いて、漫画家みたいなことをして遊んでいました。

お面に描こうとかわいい顔の絵を探していたら、ちょうど、子供たちがドラえもんを見ていました。「しずかちゃんがいい」と思いました。そこで、息子の持っていた絵本を見ながら、お面いっぱいにしずかちゃんの顔をかきました。ボール紙が大きかったので、二つに結んだ髪も描けました。

子供たちはしずかちゃんだとすぐにわかりました。夫はドラえもんはよく知りません。いつだったかドラえもんのことを言おうとして「ほら、あれ、あれ、太郎たちがよく見てる、青くて、狸みたいで、飛んでくやつ。」とか言ったことがあったので、よくわかっていないようでした。たけこぷたーで飛ぶところは知っていたみたいでした。(ちなみに、ドラえもんは狸に間違えられると「失礼な!」と怒るんですよね。)でも、私のお面のしずかちゃんをみて「その顔はかわいい顔だね。」と言いました。

「しずかちゃんだもん。」(かわいいに決まってるでしょ。)と私は言いました。そうしたらまた、夫は絵をしげしげと見て、「本当にかわいい顔だね。」と感心していました。「しずかちゃんだもん。」得意な私。

その「しずかちゃん」はずいぶん役に立って、それからは急いで、料理をしても、顔に油がはねることはなくなりました。子供たちに「また、しずかちゃん、するの?」とか言われながら、よく使いました。2度目に赴任の辞令が出て、荷物を詰め始めたとき、処分をしました。最近、忙しくなって、料理をしながら、油をよく顔にはねかすので、「また、しずかちゃん、作ろうかな?」 などと、考えています。  (2018年、またしずかちゃんを作りました。  でも、娘に、「初代しずかちゃんのほうがかわいかったね。」といわれました。最初に見本にした絵本はもう家になかったので、他で見た絵を参考にしたので、初代しずかちゃんみたいにかわいく書けませんでした。  絵本買ってこようかな?と思っています。)

どうしても初代しずかちゃんのようなかわいい顔を書きたかったので、息子が持っていたのと同じ絵本を古本で探して購入しました。 初代しずかちゃんと同じ絵を見ながら、お面に顔を書きました。 二つに結んだ髪も書きました。 初代しずかちゃんと同じかわいいお面ができました。  今はそれを使っててんぷらを揚げています。(2022年2月) 




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)







高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。