川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

転入の時期は新学期がいいです。

9月になって2学期が始まりましたね。

アメリカでは、9月から新しい学年が始まります。
転勤に伴って、子供をアメリカにつれていく場合、3月に日本の学年が終了してから、連れて行こうと考える人が多いですが、できることなら9月から転入できるようにした方が子供の負担が少なくてすみます。

私がお会いした方々の中で、子供さんが、アメリカの学校になれるのに、とても大変だった方は4月に転入された方が多かったです。 4月と言うと日本の3学期に転入してくるような感じですので、クラスでの、人間関係も大体出来上がっていますし、学習のほうも仕上げの段階に入っていますので、同じことをするのは、難しいです。

私たちの場合も、夫だけ夏に転勤して、息子が3月に中学を卒業したら連れて行こうと思っていました。そのとき、シカゴ時代一緒だった人で、ニューヨークの転勤から帰ったばかりの友人から、「それだったら、9月から連れていった方がいいんじゃないの?」と言われて、出発まで2ヶ月くらいしかなく、あわただしかったですけれども、9月から入学することにしました。

高校は9年生から始まりますので、息子はちょうど、高校一年に入学しました。 ミドルスクールから、ハイスクールに入学する子達ばかりですから、みんなが「新入生」です。ですから学校側も、「これがハイスクールの決まりですよ」と言うようなオリエンテーションを丁寧にしてくれたようです。

どの子も多少の緊張感を持っているわけですから、自分だけが緊張しているわけではないですね。と言っても緊張感の度合いはずいぶん違ったと思いますが。
これから新しい友達を作っていく、と言うのもみんな同じですね。学習も最初ですから比較的やさしいところから始まります。

もし条件が許すなら、なるべく新学期が始まるときから,連れて行かれるのがいいと思います。

ご存知だとは思いますが、アメリカは高校まで義務教育ですから、高校生でも、現地の学校に入学できます。 ただし、高校生で、アメリカの学校に転入するのは、とても大変です。その子が英語に関心があったり、外国の人と何かをしていくことに興味のある子でしたらいいですが、そうでなく、今住んでいる地域で、そこの友人と一緒にいるのがとても好きで、外国に行くことなどまったく興味がない場合は、相当、行ってから苦労します。やはり、学習内容が小学校や中学とは全然違いますから大変です。

本人が行きたいかどうかをよく聞いて、もし行くなら、その子が納得して行くことが大事だと思います。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。