川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

読者の方からのメール

先月、12月15日に、私はアメリカにいらっしゃる読者の方からメールをいただきました。 ご本人のお許しをいただきましたので、こちらで皆さんにご紹介したいと思います。

川合先生 こんにちは。

私は、アメリカに住んでいますが、もう、5−6年経つのに、英語は、初心者なみです。
安易な、考えで、アメリカにきてしまい、話せない自分、学校もないところで、悶々と、くらしてました。
でも、私も42歳 勉強するには、遅いですけど、先の人生考えたら、とにかく今はじめるしかないと思い、 この1年ぐらい、
自分なりに、模索しながら、ここまできました。そんな時、インターネットで、発音の事を調べてた時に、先生の事を1ヶ月ぐらい前に、しりました。始め、先生のホームページで、ピックアップして、練習したり、してました。
先生の ことばには、スゴクおもいやりがあり、とても頑張ろうという気持ちにしてくれます。
それに、先生のおしゃってる、”ひとりで、練習してる人のために、発信している” スゴク 本当に
感動し、本を購入してから、まだ、3日目ぐらいですけど。ありがとうございます。と感謝したくメールをかきました。
ありがとうございます。
先生、アメリカに住んでいて、英語ができず更に孤独感を持った人 まだまだ たくさんいます。
きっとそんな私たちにも、まだ、練習すれば身につくと、先生は、愛のエールをくれてる気持ちです。
もっと、広めたいです。これからも、よろしく お願いします。本当にありがとうございます。

そして私は次のようなお返事を書きました。

* * * * *

うれしいメールをお送りくださり、
どうもありがとうございます。

アメリカに住んでいて、英語がうまくしゃべれないというのは
本当に大変だと思います。 でも、大丈夫ですよ。
英語は一気に上手になる魔法のような方法はありませんが、
努力すれば確実に上手になる方法ならあります。

毎日、日課のように一定の時間勉強していくことが
上手になるコツです。上手になったことが
とてもよくわかる日もあれば、
あまり実感できない日もありますが、
そういうことに一喜一憂しないで、
やっていれば必ず上手になりますので、
練習を続けてくださいね。

最初は発音を録音して比べるのが面倒だと思うかもしれませんが、
上手になるコツは、自分の発音を聞いてみることです。
どんなに偉い先生のアドバイスより、
効果的です。

それから、アメリカにいらっしゃるなら、
日本ほど、住宅事情が大変ではないと思いますので、
発声練習をおこなってくださいね。
最初は、鼻腔への共鳴や舌の付け根を下げることは
気にしなくて結構です。
とにかく発声練習に慣れてください。
アメリカにいらっしゃると日本人とアメリカ人との声の差は
はっきり分かると思います。
まず、発声練習をして、大きな声を出すことを
自分の体で経験していきましょう。

8ヶ月くらい、辛抱して練習してみてくださいね。
私はどんなに時間がかかっても、川合メソッドで
学んでいる人をいつも応援しています。
一人でじっと音を聞いて発音練習をしている人を
サポートしていきたいと思っています。
どうぞ、発音が上手になったときを
楽しみにイメージしながら練習を続けてくださいね。

* * * * *
以上が私のメールでした。

続きは来週、書きます。

* * * 効果的な発音練習について * * *
今まで日本人が行ってきた発音練習は、聞いて真似をするだけで、自分の発音とモデルの発音を自分で比べて聞くことがなかったのではないでしょうか? それでは日本語の癖によって、聞こえなくなった子音にも、等間隔になってしまったリズムにも、気づくことができません。だから日本人の英語は通じなかったのではないでしょうか?  ぜひ、練習に、自分の発音を録音して、モデルと比べて聞く、フィードバックのステップを取り入れてください。そうすると自分の発音を通じるようにするにはどこを直せばよいか、少しずつ、自分でわかってきます。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  私はとても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。