川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

読者の方からの質問(1)

読者の方から、勉強の仕方についてのご質問をいただきました。 川合メソッドで勉強しているほかの方々にも参考になることでしたので、ご本人の了解をいただいて、こちらにメールを転載させていただきました。 お名前は「A子さん」と記させていただいています。

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川合先生


お久しぶりです。お元気ですか?
以前メールでやり直し英語について質問したA子です。


続 英語発音を拝見させていただきました。
先生がブログで日々綴られたことがまとめられていて、自分が迷ったとき辞書のように使っております。


先生から以前頂いたアドバイスを参考に、英語の練習をして1年2ヶ月が過ぎました。
(歌のレッスンも相変わらず通っています。)


おかげさまで、先日 子ども英会話講師の面接に合格できました。
担当者の方に、「張りのある声で、すごく流暢にはなされますね。」とお褒めの言葉を頂きました。
川合メソッドで発声練習した成果が出た瞬間でした。


今まで中一の教科書で練習をしてきましたが、今月終わりました。
次に何を使うか、家の参考書を調べたところ昔通っていたイーオンのテキストが、
ちょうどよい長さなので使い始めました。


方法は、CDを聞いて何度もまねる。
そのあと、自分の声を録音する。
比べて直す。
(ここまでは、川合メソッドの方法です。)


日本語訳をつくる。(イーオンのテキストは英語のみです。)
日本語から英語を言えるかテストする。


次の週また、日本語からお手本の英語のように言えているか確認する。




ここで、日本語を入れていまうのは良くないでしょうか?
英文を暗記する方法として他の方法がいいでしょうか?
それとも英文を暗記しようとしない方がいいのでしょうか?

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以上のようなご質問でした。

子ども英会話講師の面接で、「張りのある声で、すごく流暢に話されますね」と言われたとかかれていましたので、私もとてもうれしいと思いました。 1年2ヶ月川合メソッドのやり方で、学んでこられたA子さんの努力の成果ですね。

このご質問に対する私の回答は、すでにメールでA子さんにお送りいたしましたが、ちょっと文章が長いので、明日、こちらに転載いたします。 どうぞ、お読みになって、参考になさってください。 



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  私はとても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。