川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

「ネイティブ並みの発音になる努力は惜しまない」という人に実践していただきたいメソッド

川合メソッドは、難しいメソッドではありません。  単語の発音練習を一ヶ月やったら、単語と文章の練習を並行して行っていきます。  文章は難易度の低い単語で構成された短文(I like music.)から始まりますから、誰でもできます。

けれども、そのやり方が従来の発音練習に比べるとかなりハイレベルです。

まず、口だけでなく耳を使います。  違いを認識したり、考えたり、頭を使います。  実際の手順も自分の発音を録音するなど、手間がかかります。  つまり発音習得に関係している様々な能力を全部使って練習します。

なぜ、そうするのかといえば、能力というのは使えば使うほど、向上すると私が思っているからです。  使われない能力はだんだん後退してしまいます。

発音習得に関わる口以外の能力も向上させる必要があると私は思っています。
ですから手間がかかっても、私はこのやり方で、生徒さんを指導します。

けれども、面倒なので、ほんとうに「正しい発音でネイティブ並みに話さなければならない」という必要性や、強い気持ちを持っている人でないと、練習を続けられないと思います。

その上、音質を変えたり、声の強さも変える発声練習がついていますので、少ない努力で、短期間に発音を習得したいという人には向かない練習方法です。  多分こんなにいろいろなことをやらなければならない発音練習は今まで皆さんは出会ったことがないと思います。  それが、従来の発音練習に比べて川合メソッドがかなりハイレベルだと思う理由です。

なぜ発声練習をするかといえば、音質の問題もありますが、日本語をしゃべっている時と同じ発声で英語を喋ると、体の大きいアメリカ人男性のしゃべっている声の5分の1くらいの強さにしか声が聞こえません。  そうすると、アメリカ人ばかりいる中に一人で入ると、声の大きさだけで、聞きにくくなります。

私自身も、本を書いたときに、イメージしていた読者の方々はお仕事や学業で、英語を使わなければならない人で、それも日本人の英語を聞いたことのない人にもネイティブ並みの発音で通じるようになることを想定して書きましたので、  川合メソッドをやっていただく方は、そういう方々が対象になると思います。

難しい方法ではありませんけれど、手間がかかりますから、本当に正しい発音で、ネイティ並みに話さなければならない必要性や、自分の強い希望が有る方しか続けられないと思います。  ですから、そういう方にチャレンジしていただきたいと思います。  

2500円という本の値段は決して安くはありませんので、「ネイティブ並みの発音でしゃべる努力は惜しまない」という方々に購入していただきたいと思います。

そこまでの必要性がない方が購入されても不満が残リますので、あらかじめ、お知らせしたいと思います。

出版社もこの点は同意見で、そういう方が購入されても、かえって回り道になるので、この点ははっきり、皆さんにお知らせしたほうがよいでしょう、ということでした。  川合メソッドがほんとうに必要な方々にこの本が届くようにしていきたいですね、ということでしたので、本日ブログにて皆さんにお知らせいたしました。




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  私はとても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。