この3年間、「自分で音は聞けない」と思っている方が、とても多いことをずいぶん感じました。 「生徒に音は聞けない」と言う言葉が英語学習者の間に、広く深く浸透してしまったのがわかりました。
この言葉が日本の英語学習者にもたらした損失は計り知れないと思います。
私の生徒さんは、レッスンにいらした時もそういうことは思っていませんでしたので、もともと学習する人がそう思っていたわけではないと思います。
もう放送が終了してしまいましたが、人生相談のドクター・ジョイ・ブラウンが、「2つの意見があって、一方が、あなたを「何もできない」と無力にさせ、もう一方が、あなたをやる気にしてくれるのなら、文句なしに、あなたをやる気にしてくれる意見を参考にしなさい」と番組で言ったことがありました。
生徒に音は聞けない。 この言葉は発音学習者の可能性を摘み取ります。 すでに持っている聞く能力やこれから伸びていく聞く能力の可能性も摘み取ります。
発音は自分で聞けます。 自分の耳の力は練習しだいで、伸ばしていくことができます。 どうぞ聞くことを他人に任せないで、自分で練習して伸ばしてください。 聞く力は何もしないと年々衰退します。
一生懸命聞く努力をすると何歳からでも向上します。
特に10代の方はそんなに早い段階で、聞くことを他人に任せないでください。 教育実習に行った知り合いの大学生が、「中学一年生はすっごく耳がいい」と驚いていました。 皆さんは本当によく聞く力を持っているのですよ。 生徒に聞けないなどと言うことは絶対にないんです。
むしろ10代の方は文章丸ごとの発音は先生よりよく聞けるかもしれません。 特に英語のリズムのとおり言うのは、10代の方は自分が直接聞いた方が大人から指示されたとおり言うより上手だと私は思います。 ぜひ自分の聞く力を練習で伸ばしてください。
川合メソッドは、発音を録音するのが面倒ですか? 日本人の英語を聞いたことのない人にもネイティブと同じように通じる発音を身に付けるなら、発音を録音するのは、もはや「するか」「しないか」という選択の問題ではないと思います。 録音しなければ、自分の子音が日本語の子音にすり替わっていることにも気付けませんので、録音はするしかないですね。 これは自分で聞かなければ直せませんので。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。 私はとても困っています。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。