昨日の続きです。
速く習得したいと言う気持ちがあると、発音練習はうまくいかないのですね。
発音を習得するために学ばなければいけない事項は決まっていますので、これは省略できません。 ですからある一定の時間がかかることをまず理解してから始められることが必要です。 そうすると、毎日、練習を終えると、ある種の達成感や充実感を感じることができるようになります。
皆さんは達成感や充実感と言うのは、何ヶ月も練習を続けた末に練習の成果が出た時に感じるものだと思っているかも知れませんが、達成感というのはそういう時だけ感じるものではありません。
その方法で習得すれば正しい発音が習得できると、本人が納得した方法でやっている場合は、その日の練習を丁寧にやって、終了すると、それほど目だって上手になったと言うわけでなくても、「自分は正しい発音習得への道を今日も一歩進めた」と言う充実感や達成感が、練習の後に広がります。 これが静かな満足感になるんですね。 この満足感があると、一日、一日、自分が正しい発音習得への道を歩んでいるのがわかり、学習がいっそう充実してきます。
速く速くと思っていると、この充実感は感じられません。 あまりにも速く速くと思っていると、練習後、焦燥感を感じる人もいますね。 こうなってくると練習の継続が難しくなります。
発音習得には練習しなければならないことがいくつかある。 と理解していること。 新しい口の動きが定着するには2年くらいかかると納得していること。 その上で練習に入り、毎日毎日の練習を丁寧に行っていくと、その日の練習を終えた時、静かな充実感や達成感を感じることができます。
学習者が、発音完成時の自分を夢見ることはいいことだと思います。 その状態は必ず訪れると知っていて、今日は今日の練習に集中する。 こういう状態が練習を続けやすい状態です。
際限なく夢見ているのではなく仕事や学習の合間にちょっと夢見る。 それがいいですね。 そして、目の前にあるその日の仕事や学習に気持ちを集中させて行う、こういう日常生活を送ると練習は継続しやすいです。
グラフ用紙に書いてある1センチメートルの正方形を左から右へ30個、黒く塗りつぶしたところが発音完成の時点だとすると、毎日毎日の練習はその1センチメートルの正方形を一つ一つ塗りつぶしていくようなものです。 丁寧にきれいに正方形を塗りつぶせた時、自分はゴールに向けてまた一つ実力を積み重ねたと言う充実感を感じることができます。 ゴールにむけて一歩駒を進めたと言う達成感ですね。 これをその日の練習の後に感じることができると練習を続けていけます。
早く終えたいと思っていると、正方形を斜めにさっさっさと塗るような練習になりますので、「今日もゴールに向かって実力を積み重ねた」と言う充実感は感じられないですね。 充実感と言うのはたった一日であっても、明確な目標に向かって集中して丁寧に学習した後は必ず感じられるものです。 一日一日の練習で、充実感が感じられると練習を継続していけます。
「ゴールに向かって自分は毎日実力を積み重ねている」と言う自覚は、「自分はやれば結構出来るんだなあ」と言う評価につながっていきます。 それが自信を生みます。 9月22日のブログ「雨だれで出来る石のくぼみ」http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130922にも書きましたが、毎日練習して1年、2年とお手本に似せてきた発音に勝る発音など、どこにもありません。 自信が生まれるのは当然ですね。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。 私はとても困っています。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。