私は16歳の時から声楽を習っていましたから、オペラのアリアや歌曲などのレッスンは受けますが、英語の歌は、練習や勉強時間の合間に楽しみに歌っていました。
けれども2008年から2009年にかけて声楽のレッスンで英語の歌を萩原先生に指導していただきました。 日本の声楽の先生はあまりレッスンで英語の歌は指導されませんが、萩原先生はアメリカ生活が長かったので、英語の歌の指導もとても上手です。 歌詞(英語)の指導もとても的を得ていて、先生に一度レッスンしていただくと、自分ひとりで練習しているのとはぜんぜん違うできばえになるので、いつも驚いていました。
2008年の半ばから先生に指導していただいて、毎月歌いたい英語の歌を一曲ずつ完成させていきました。
ある時,その歌を聞いた方が、「今はたくさんの人が、英語の発音を習得するのに苦労しています。 川合さんのような発音を習得する方法を生徒さんだけでなく、もっと多くの人に教えてあげたらどうですか」と言われました。
「けれどもまず、その方法が誰にとっても有効かどうか私も確かめたいと思います。」と言われました。 それでまったく英語とは関係ないお仕事をしているお知り合いのAさんに、川合メソッドの方法で1年間私がお教えして結果をみることになりました。
レッスン開始から、3ヶ月するとその方から、「Aさんの声が響いて聞こえるようになりましたね。」と言われました。 半年くらいしてAさんは鼻腔への共鳴ができるようになりました。 8ヶ月たった頃Aさんが音読した録音をその方に聞いていただいたところ正しい発音でしゃべれるようになったことを確認されました。
レッスンを開始して一年後、「誰にとってもこの方法が有効であることがわかりましたから、このメソッドの本を出版することにしましょう」と言うことになりました。
それから、一年間の準備期間を経て、2010年12月「英語発音、日本人でもここまでできます。」が出版されました。
正しい発音で話すためには、練習しなければならないことが決まっています。 私はこれをAさんにお教えしました。
発声はもちろん関係しますが、発音と言うのはフィーリングでネイティブっぽく聞こえるとか聞こえないとかいう問題ではなく、通じる発音には、明確な基準があります。
まず、基本の音には固有の特徴があります。 それを学んで、身に着けます。
それから文章で基本の発音だけでなくリズムやイントネーションも同じようにいえるように練習します。
その上で、英語をわかりにくくする日本語の癖を除きます。子音がすり替わったり、母音がぶつぶつ切れる癖を除いていきます。 その発音を定着させると、正しい発音で話せるようになります。
この一つ一つ学ぶことを、速くやろうとして、不十分にしか練習しなかったり、省略したりすると、必ず、そのツケが回ってきます。 母音の区別が出来ないのは論外ですが、会話の時にFが聞こえない、THが聞こえない、Rが聞こえない、リズムがおかしい、母音がぶつぶつ切れる、こういうツケが回ってきます。 そうなると通じませんから、結局、もう一度、発音の習得をやり直すことになります。
おそらくいくつもいくつも発音の教本を買い換えている方はこういうことの繰り返しが多いのではないでしょうか。 必要なことをどこかで省いて速く習得しようとすると、結局最終段階で、使えない発音になるので、発音習得自体をもう一度最初からやり直さなければならなくなるわけですね。 こういう事例は多いと思います。
明日に続きます。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。 私はとても困っています。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。