川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

川合メソッドはなぜ、「自分で聞いて」自分の発音を直していくの?

川合メソッドはなぜ、「自分で聞いて」自分の発音を直していくの?

それは耳で聞いた発音と同じに口で発音する力を育てるためです。これができないと英語の文章をネイティブと同じにいうことができないからです。

英語の文章をしゃべったとき、強弱強弱の弱いリズムに入ったところの音は、もう誰かに「こう発音するんですよ」、と教えてもらうことができない音なのですね。

これは、自分で聞いて同じに言うしか、やり方がないのです。ナチュラルスピードの英語からいきなりモデルの英語と同じに言うことはできませんが、初級のやさしい英語から耳で聞いた発音と同じに口で発音する練習をしてきた人はナチュラルスピードの英語になっても、強弱の弱いリズムに入ったところを、ネイティブと同じに言うことが出来ます。

つまり、英語の文章をネイティブと同じリズムとイントネーションでしゃべろうと思ったら、耳で聞いた発音と同じに口で発音する練習を初級のときからしていないとできないということなのですね。

ですから、川合メソッドでは練習の最初から耳で聞いて、同じにいう練習をするのです。英語は文章でしゃべれないと、会話はできませんね。

私の生徒さんも、独習をしている読者の皆さんと同じ勉強の仕方をしています。(2月1日のブログをご覧下さい。http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20120201
違うのは、生徒さんが自分で直せなかったところを私がレッスンで「ここが違いますよ」と、アドバイスすることです。

(このアドバイスは2冊目の本「続・英語発音、日本人でもここまで出来ます。」にまとめてあります。  これを読むと、自分でチェックするポイントがだんだんつかめてきます。大体日本人が違っているところは共通しています。)

他人に発音を教えてもらうだけの人は英語の文章をネイティブと同じに言うことはできません。聞いた音を同じように口で言う練習をしてきた人だけがネイティブと同じように英語をしゃべることができます。(私の最初の本「英語発音、日本人でもここまで出来ます。」の18ページ、19ページにこのことが例を挙げて書いてあります。)

ですから、川合メソッドで学べば、ナチュラルスピードをネイティブと同じリズムとイントネーションで言える力が身につくのです。

今まであまり、発音練習をなさったことがない方の中には「自分で直す」と言うところだけが目に付く方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、いろいろな発音練習をしてきた方には「ああ、この過程で、耳で聞いた音と同じに口で発音する能力を育てているんだな」とわかると思います。

自分の英語を録音して聞く理由については2013年5月10日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130510 も参考にしてください。 




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)





高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は、とても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。