川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

似て非なる発音

英語を勉強している方で、Lの発音やSの発音の仕方をご存じない方はいらっしゃらないと思います。  

そして勉強した正しい言い方で、音一つなら言うことが出来るし、単語になっても正しく発音できると思います。  けれども文章になると、日本語の子音の言い方が出てくるのですね。  それも、ゆっくり言う文章ならまだ子音は聞こえるのですが、普通に会話するようになると、少ししか言わない日本語の子音の言い方が出てきてしまうのですね。  英語の子音と日本語の子音、この2つの似て非なる発音のしかたの違いを耳で聞いてわかるようになってください。  そうすると、自分も英語の言い方で言えるようになります。   

この差は自分で聞かないとわかりませんし、直せません。
音を聞くことを他人に任せてしまうと、自分の聞く力はもう「必要ないもの」と認識されて、だんだん衰退していきます。
自分で、聞いて理解するということはとても大事なことです。
聞けば聞くほど、能力も上がっていきます。


自分の発音を録音して聞いてください。  モデルと比べてどこが違うか聞いてください。  真似するだけで、チェックしない発音練習と言うのは、自分の発音のなにが問題なのかわかりませんから、練習にならないですね。  必ず、録音して聞いてください。  文全体をお手本と比べるのが無理なら、最初は「この文の中のLの発音だけ比べてみよう」と言う具合に、一つの音をお手本と比べてみることでも結構です。  一つ比べるだけでも、真似するだけの練習より、ずっと効果があります。  自分の発音をなぜ聞くのかはこちらのブログも参考になさってください。  音は自分の体の中で作りましょう。http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130510


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私は、文章の練習に入るときは初めて出てきた単語の発音を最初に練習してくださいと、本の中に書きました。  その時、単語だけの発音もモデルの発音を聞いて下さいと書きました。

もし、単語だけのお手本の音声がない場合は文章の中で言っている単語の部分の発音を聞いていただけば、結構です。  単語だけの音声を聞くために、音声付の電子辞書を新たに買われたり、パソコン用のソフトを購入されなくても大丈夫ですから、ここで、お知らせいたします。

すでにお持ちの方は、活用されてください。  




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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  私はとても困っています。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。