私は5月24日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130524の内容をおぼえていてくださいね、と皆さんにお願いしました。 忘れてしまった方は、もう一度読んで見てください。
(A)「初級者が英語で考えている」と思っていること
(B)「英語が良く知っている言語として定着した人が、英語で考える」
上の(A)と(B)はまったく別のことです。
「英語を英語で理解する」と言う言い方が魅力的なのは、たとえ(A)でも(B)のように感じられるからでしょう。 でも、英語を英語で理解するは、
初級者にとって
≪「よく知らない言葉(英語)」を「よく知らない言語(英語)」で理解する≫
のであるのに対し、
大量の英語をスピードを上げて処理してきた人にとっては
≪「よくわかっている言葉(英語)」を「よくわかっている言語(英語)」で理解する≫
と言うことです。 2つの間には大きな差があります。 階段の一番下で「英語で考える(A)」ことと階段の一番上で「英語で考える(B)」ことくらいの差があります。 そして、この階段を一歩一歩上っていくことが、実は「英語学習」なのです。
学習の根幹はわからないことをわかるようにすることです。 英語がわからない人が母国語の助けを借りて英語を理解していくことは「正しい学習法」です。 英和辞典を使うのは正しい学習法です。 もしこれがアラビア語の学習だったら、初級者にアラビア語をアラビア語で理解しましょうなどとは、誰も言いません。 日本語に訳すとアラビア語のニュアンスが失われますからアラビア語のまま理解しましょう、などとは言われません。 アラビア語のニュアンスって何なのか、学習者には見当もつきませんし。
学習者は日本語の助けを借りて英語を理解して結構です。 そうやって英語学習の階段を一段一段上ってください。 母国語の助けを借りて理解しても(B)の状態になれば、まったく問題はありません。 私の娘も息子も知り合いの子供たちも、みんな最初は英和辞典を使って勉強し、その後、バイリンガルになっていきましたから、母国語の助けを借りて勉強することは正しい学習方法です。
このシリーズの一番最初の回に書きましたようにhttp://d.hatena.ne.jp/creato-k/20130519、いったん、正確に意味をとらえないで英語を読む習慣がついてしまうと、recoverは難しいです。 ですから、ぜひ英語を正確に理解する習慣を最初からつけて、そのうえで階段を上ってください。 英和辞典を使用して結構です。 日本語の助けを借りて理解して結構です。
日本語を介していいか、いけないか、などよりも、もっとこの時期に重要なのは、あいまいな「フィーリング読み」にならないことです。 正確に英文を読み取る力を身につけられなかった場合、いわゆる「英語脳」の形成も、おこなわれません。 (このメカニズムについては6月3日に説明いたします)
30日(木曜日)に続きます。
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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。
高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)
高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。 しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています) これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。 学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。
これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)
皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。 (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。
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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。 日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)
高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。
現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。
文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。 導入されれば教育現場は大変迷惑します。 中止する必要があります。 なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。
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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。
「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。 他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。
私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。
「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。 他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。 ベストセラーの著者という名声ですか。 それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。 この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか? もう英語教育とは関係ないことですか。 私はとても困っています。
私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。 日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。 ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。 私の仕事の妨害をしないでください。
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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。