川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

子供の年齢が上がってきたときに海外赴任をする場合、子供を連れて行くかどうかをどのように決めるか。

読者の方からいくつかご質問をいただきました。  ひとつずつ順番にお答えしたいと思います。

一つ目は「子供の年齢が高くなってきた時に、海外赴任をすることになった場合、子供を連れていくかどうかをどうやって決めたらよいか」についてです。

子供が小学校低学年の場合は迷わず家族で赴任すると思いますが、中学生や高校生になっている場合は難しい問題です。  帰国後の受験の問題もあります。

我が家でも2回目の赴任のときには最後の最後まで大変でした。  具体例があるとわかりやすいと思いますので、私たちの場合はどうやって決めたのかをまず、お話ししようと思います。

あらかじめお断りしておきたいと思いますが、私はアメリカからの帰国子女のことはわかりますが、それ以外の国については知りませんので、そういう方はその国の事情をよく知っている方にお聞きになってください。  また、アメリカでも、日本人学校で学んで帰国された方は受験などは私の娘とは違う内容で実施されたと思いますので、そういう方は日本人学校にいて、帰国された方に聞いてください。

夫に二度目のアメリカ赴任の話があった時、娘は小学校5年生、息子は中学3年生でした。  娘は即座に「お父さんと一緒に行く」と言い、息子は「僕は行かない」と言いました。

娘がとても父親と一緒に行きたがるので、まず、息子の説得を試みました。  けれども息子の気持ちは固くて、まったく説得できませんでした。  「新しい友達ができるかも知れないよ」と私が言うと「友達なんかできるわけないじゃないか。  もう出てってよ」と言って、私を部屋から押し出して、鍵を閉めてしまいました。  最後は「僕は一人で、寮のある高校に進学するから、お母さんと由紀子はアメリカに行っていいよ」と言われました。 

私たちはそういうことは考えていませんでしたので、夫は単身赴任に決めました。  私は娘に「今アメリカに行ったら、ハイスクールに入学しなければならないお兄ちゃんが一番大変な思いをする。  お兄ちゃんが嫌だというのだから、3人で、日本にいよう」と言い聞かせました。  娘は「お兄ちゃんが一番大変なんだ。  お兄ちゃんが嫌だというから、日本にいる」と納得しました。

けれども翌日娘は、学校で、雲梯(うんてい)から落ちて腕にけがをしました。  教頭先生が病院に運んでくださって、手術が必要だと言われました。  午後手術室に入って、夕方遅く、酸素吸入のような透明なマスクをつけて手術室から出てきました。

病室で麻酔から覚めると、「お父さんは?」と聞きました。  「もう電話をしてあるから、会社が終わったら、病院に来てくれるよ」と私は答えました。

娘はまたうとうとして、目が覚めると「お父さんは?」と聞きました。  私は同じように答えました。  お父さんと一緒にアメリカに行きたかったんだろうと思いましたが、息子が気にするといけないと思い、そのことは黙っていました。

7月に入って、あと数日で、お父さんがアメリカに発つという土曜日の午後、私が片付けものをしていたら、息子が来て「僕、アメリカに行くよ」と言いました。  あれほど嫌がっていたので、私は息子がどこまで本気で言っているのかわかりませんでした。  それで、外出中の夫にすぐに戻って来てもらい息子と話してもらうことにしました。  

夫はパソコンにウェブカメラをつけると日本とアメリカで顔を見ながら話ができると聞いて、近くの電器店に娘とウェブカメラを買いに行っていました。  娘はまだ、三角きんで片手を吊っていました。

息子は夫に「いろいろ聞かれると、また不安になって行きたくなくなるから何も聞かないで」と言ったそうです。

それで、私たちは何も聞かないで、家族で赴任することに決めました。  夫はその後すぐにアメリカに発ち、私はそれから一か月くらいの間に、3人の荷物を船便で出し、留守宅の管理を決め、娘のリハビリに通いました。


転校の書類も間に合わなかったので、夏休みに入ってから担任の先生が、家まで持ってきてくれました。

先生から「太郎君になぜ急に気が変わったんだ?と聞いたら、妹が行きたがるから、と言っていました」と聞きました。  

先にアメリカに行った夫からは、入学前に予防接種をしたり、生活に必要なものをそろえたりしなくてはいけないから、なるべく早く現地に来るように言われました。 アメリカでは規定の予防接種が全部終わっていないと入学は許可されませんので、着いた後10日の間に、いくつか予防接種をしました。
  

2010年、私が最初に「英語発音、日本人でもここまで出来ます。」という本を出版した時、当初の予定では本の中に帰国子女の言語習得に関することも含まれていました。  編集した人が、「子供さんたちの話も聞きたい」と言われましたので、娘にはインタビューをして、息子にはメールを送って質問に答えてもらいました。

「日本に帰りたいと思いましたか?」という問いに対して、息子は「帰りたいと思いました」と答えていました。

アメリカについてから数か月間のとても大変な時期にも、息子は日本に帰りたいと言ったことはありませんでした。  あの頃、息子がどんなに大変だったかは「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」という本の第一章に書きました。  また、学校で7時間英語だけで過ごす息子が、夜通し、日本語のビデオを流し続けて、心の安定を保っているように見えた、ということは2015年6月1日のブログに書いた通りです。   私自身、ハイスクールの授業が始まって数か月間は、「これは大変なことになった」と思いました。  「高校生を連れてきたのは無謀だった」と思いました。  

初心者が「英語を英語で理解する」などというのはただの幻想で(2015年7月8日のブログ「中学、高校の英語の授業は生徒が最もよく理解できる日本語で行う」をご覧ください)英語と「文字も発音も語順も語源も」何一つ共有するものがない日本語を母国語とする学習者は、すべて日本語に訳さなければ何も理解できませんでした。  

息子は国語と歴史以外の科目は全部、アメリカ人の生徒と同じ授業を受けました。  あとから、現地に永住を決めて住んでいた日本人の方から「この学区はアメリカ人の生徒でも、ついていけなくて、ドロップアウトする生徒が出るようなところですから、息子さんは本当に大変だったでしょう」と言われました。 息子は日本で中学も卒業していませんから、ここで、ついていけなくて、学校に行かなくなったら、中学卒業の資格もない、と思うと私も必死で、毎晩、夜中まで教科書を全文和訳して説明しました。 

夫は全米のハイスクールのSAT(大学入試のための統一テストのようなもの)の平均点のリストを見て、住むところを決めました。  あまり平均点の低い地域では子供の教育が心配だったのでしょう。   州の中で、3番目くらいの学校でした。  トップの学校はほとんどアジア系のいないところで、差別はないけれど、住みやすいかどうかが気になったようです。  2番目は隣町ですが、良い家が見つかりませんでした。  (このように書くと、うちの息子が優秀みたいに聞こえますが、そんなことはありません。  部活は一生懸命でしたけれど、中学時代は勉強にはほとんど興味のない子供でした。  まだ、田んぼや畑がたくさん残る小さな町の普通の中学生でした。)

「たぶん、息子はアメリカに来なければ、こんなに大変な思いはしなかったと思っているだろう」と私は感じていましたが、それでも、息子は帰りたいとは言いませんでした。  「もうここでやっていくしかない」と思っているのが見て取れました。  

自分で、納得して、アメリカに来たからだと思います。  後から「帰りたいと思っていた」と聞いて、本人が納得して、赴任について来るということはとても大事なことだと思いました。  つらい状況に置かれた時の本人の対応の仕方が違ってくると思いました。

私の知り合いで、お嬢さんですが、「自分は子供のころ親の都合で、海外に連れていかれて、とてもつらい思いをした」と結婚した今でも親に言う方を知っています。  こうなってしまうと、親もつらいですから、子供自身が納得して連れて行くことは大事だと思います。

学年が上がった子供を連れて行くか、行かないか決める時は、その子自身の気持ちを一番大事に考えるのがいいと思います。

次に、受験との関係でみていきたいと思います。

避けた方がいいと思うのは、高校の途中で帰国することです。  中学まででしたら、いつ帰国しても義務教育ですからどこの中学でも受け入れてくれます。  けれども高校は義務教育ではありませんので、編入試験があります。  これは高校で学ぶ内容が日米では違いますからかなり負担になります。  合格しなければ、どこの高校にも入れません。

私の友人でも、あともう一年くらいお父さんはアメリカにいなくてはならなかったのですが、お子さんが中学三年の時に家族だけ帰国した方がいました。  やはり高校の途中で帰国になることは避けた方がいいと、いろいろな人からアドバイスがあったようです。

お父さんが帰国になって、母親と子供だけアメリカに残って卒業までいる、という選択肢は現在ではない、と思った方がいいです。  同時多発テロ以来、滞在許可の条件は非常に厳しくなり、ビザが下りなくなりました。  私が2度目にアメリカに行ったときにお母さんとお子さんだけ一年間だけ残られた方がいましたが、弁護士さんをつけていましたから、やはり、非常に条件が厳しくなっていると思いました。

高校三年生までいられても滞在期間が2年くらいなら、連れて行かない方がいいと思います。  大学受験を帰国生受験する場合、アメリカ滞在年数が4年、5年、6年という高校生と一緒に受験することになりますので、英語力の点で、不利になると思います。  私が見た学習塾のビデオでは滞在年数8年という子も出ていて、こういう受験生と一緒にSAT(日本の共通テストのようなもの)の点数や、各大学から与えられた題で書くエッセイを比較されたら、やはり2年では不利になると思いました。 滞在2年でどのくらいの英語力になるかということは前述の「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」という本の第一章を読んでいただくとお分かりになると思います。

一方で、中学までに帰国する場合は、必ずしも滞在年数が短いから不利になることはないと思いました。  こちらは高校受験についてですが、高校によって、英語力をどのくらい考慮の対象にするかが全く違うのが、大学受験と違うと思いました。  

娘の高校受験のために、いろいろな高校の説明会に行きましたが、「他の科目は関係なく、英語力が抜群の生徒をとりたい」という高校と、「英語の実力は参考程度にしか見ない」という高校まで、いろいろな高校がありました。  

説明会でそうはっきり言われる場合でなくても、例えば、入学後、「帰国生も普通のクラスにばらばらに振り分けられる」と言う説明がある高校と、帰国生は一般の生徒とは違う英語の授業を受けます、という説明があった場合などで、その違いが判りました。  そういう学校はあとで娘にリスニングのテストの内容を聞くとアメリカ人の生のインタビューがそのまま使われていたりしましたので、英語力に相当重きを置いて合否を判断していることがわかりました。  高校によって、判断の基準が全く違いますので、滞在が短いから必ずしも不利になるとは言えないと思いました。  

また、私はこちらについてはまったく知りませんが、英語圏以外から帰国するお子さんもいますし、海外の日本人学校から帰国して受験される方もいますので、高校受験の場合は、学校によって、条件は非常に違うと思います。 

お子さんが中高一貫の学校にいた方は、学校から、中学生の間に帰国すれば、自動的に編入が可能ですが、高校にまたがって帰国した場合は編入試験を受けてくださいと言われたそうです。  それで、一年アメリカに滞在されて、お母さんとお子さんは帰国されました。

このように、中学生までで帰国される場合は特に、問題はないと思います。  アメリカは高校も義務教育ですから連れて行く場合は何年生でも、入れてくれます。  けれども、私たちも息子が嫌だと言った時は連れて行くのをあきらめましたから、本人が嫌がっているのに、高校で連れて行くのは、やめた方がいいと思います。  本人が英語やアメリカに行くことに興味があるなら、いいと思いますが、そうでない場合は非常に大変だと思います。

それから、連れて行くのでしたら、新学期が始まる9月がいいです。  うちも息子が中学3年を卒業してから行こうと思っていましたが、知人から9月から入学した方がいい、と言われ、急きょ、9月から入学することにしました。  今振り返ると、何が役立ったと言って、このアドバイスが一番子供にとって役に立ったと思いました。  特に高校は9年生からスタートします。  みんなが新しい生活を始める時に一緒にスタートできてよかったと思いました。  あとから入って行くのは、授業、人間関係などすべての点で、とても大変だと思いました。

最後になりますが、娘が受験した高校の中に、「親の仕事のために」海外の学校で学ぶことになった、という証明書を提出する学校がありました。  これは夫の会社に証明書を出してもらいました。  こういう場合は英語を習得するために外国の学校に行ったとか、外国のインターナショナルスクールに行ったということでは証明書の提出はできないと思いました。 

こういう証明書の提出があったのはひとつだけでしたが、高校受験は学校によって、条件が全く違いますので、その年の説明会に参加して、受験資格を早めに確認されたほうがいいと思います。  

受験資格や選考基準は毎年変わると思っていた方がいいです。  現に、先輩のお母さんたちに聞くと、その方のお子さんが受験した時は、英語以外の科目の比重もかなり高かったのに、娘のときには英語力を最も重視した選考に変わっていた、という高校もありました。

日本の高校受験、大学受験の情報については、日本の予備校や学習塾がアメリカで説明会を開くときもありますので、そういう時はなるべく参加して、日ごろから情報を集めておかれるといいと思います。

それから、息子の大学受験の書類を見ていて、私がヒヤッとしたことが一つありました。  息子は中学3年生の4月から8月の終わりまで日本にいて、9月からアメリカの9年生に入学しました。  夫は最初の赴任で、息子がシカゴの1年生から帰国して、日本の小学校に転入した時、「僕また1年生やるの?」といったのを覚えていたのかどうか知りませんけれど、「10年生には入れてもらえないのかな?」と私にいったことがありました。  私はあまり、息子に負担になることはしたくなかったので、「9年生でいいよ。」といいました。  以前、知り合いで、アメリカの学校で飛び級をした男性から、「上の学年の生徒とやっていくのは体力的に大変だった。」と聞いたことがありましたので、無理して、上の学年には入れたくないと思いました。  大学受験が始まって、大学入試の書類を見ていたら、どの学校の書類にも「12年の学校教育を修了していること」という規定がありました。  「飛び級をした場合はその証明書を添付すること」と書いてありました。  あのとき10年生に編入していたら、息子が学校教育を受けた期間は11年半になりますので、どこの大学の入学資格もありませんでした。  私は、9年生に入れてよかった、と思いました。

誰しも、日本の子供より学年が遅れてしまうのは、避けたいと思いますが、現在(2019年5月)私は、「英語の実力をきちんとつけて卒業すること」はその後のその子の人生を考えると「一年遅れないで卒業すること」よりもはるかに重要なことだと思っています。  今、私の子供たちは30歳前後ですが、子供たちの帰国後の入学試験、就職試験その後の会社での勤務など多くの帰国子女の友達の話を聞くと、英語力が低いと希望の学校へ入学することは難しいようです。  やはり、「アメリカの学校を卒業した」という履歴だけでは無理で、それなりに英語の実力がないと帰国子女ばかりの試験の中で落とされてしまうようです。  今は帰国子女の数も多いからでしょう。  私の友人の娘さんは有名なコンサルティング会社に勤務していますが、「バイリンガルでないと出来ない仕事なの?」と私が友人に聞くと、「バイリンガルはもちろんだけど、バイカルチャーでないとできない仕事だと思う。」といっていました。 「バイカルチャー」ということは、彼女の娘さんの場合で言えば、アメリカ人の考え方や行動の仕方も自然に身についている、ということだと思います。(この娘さんの場合は学校生活のほとんどがアメリカでしたので、普通の帰国子女と同じには論じられないかもしれませんが)  また、十分英語力があっても、仕事で使う英語となると、銀行で毎日上司から、報告書の英文を直されている、という知り合いの息子さんもいました。 仕事で英語を使うのは、やはり大変ですね。  きちんと実力をつけて卒業することはとても大事だと思います。  アメリカで十分英語の実力をつけて帰ってこないと、大学受験や就職試験で帰国子女枠や帰国子女としての募集で試験を受けたとしても、その恩恵にあずかることはほとんどない、という現実に直面すると思います。  多くの場合、英語力のない帰国子女より、英語力のある帰国子女が試験に通っていくからでしょう。  

いろいろな場合がありますから、一概には言えませんけれど、大学入試以降は、英語力を十分つけることが出来なかった場合、帰国子女の中で不利な立場に置かれる場合があることは、海外赴任に年齢の高い子供を連れていく場合は考えておいてあげたほうがいいと思います。  

なお、中学3年生の7月に帰国した娘が、翌年1月の高校受験まで、どのように英語を勉強していたかは、2011年10月17日のブログ「帰国子女の英語ー帰国後の英語維持について」の中ほどの * 参考 * というところに書いてあります。 (* * * 幼児英語教育について* * *の少し前のあたりです。)  興味のある方はご覧ください。

二番目のご質問については五月に入ってから書きます。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)


高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ(2017年7月16日)、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて(2017年7月19日)、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 特に赤い本、「英語発音、日本人でもここまでできます。」DVD付き。に対する妨害がひどいです。

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 


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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。