川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

練習を始めて3日目ですが、いかがですか? 

練習を始めて3日目ですが、いかがですか?  Lの練習(2)は、Lが長くなることによって、リズムがとりにくくなりますので、まだ、言いにくいと感じていらっしゃる方は多いと思います。

日本語にない音で、今まで耳に聞こえて来ても、無意識にはじいてしまった音を聞き取る練習ですので、このような練習になります。

つまり、母音に移行する前にちょっとだけ発音されていた子音に、音一つ分の存在を与える練習ですので、このような練習になりました。  子音と母音がセットになって一つの音を構成している日本語に慣れた言い方から、無理やり子音を独立させるような言い方に口を慣らしていきますので、やりにくいと思います。

けれども、練習後の成果は、今までの日本人の英語とは一線を画す英語になりますので、非常に通じやすくなります。

また同時に、舌の筋肉トレーニングも兼ねていますので、強いLが発音できるようになります。

最後の月の英語の音質で話す練習(鼻腔に共鳴させる練習)をしますと、今までより、大きな空間に共鳴させて発音することになりますので、声が大きくなります。  その声に見合う、強い子音の言い方が、この練習で身に着いてきますので、しっかり舌を歯茎に押し付けてLを発音してください。

筋肉を作って行く練習というのは、直線的に右肩上がりには伸びないようです。  階段状で伸びていくようです。  練習を始めても少しの間、変わらない状態が続き、ある時ふっと昨日と同じ練習が、今日はそれほど苦労しなくても出来た、と実感する日が来て、それを繰り返しながら上がって行くようです。

(高校3年生の時、体の弱かった私は、午後が選択授業になったので、それは取らないことにしてスポーツ施設に通いました。  その時、自分でも、トレーニングのことを少し勉強しました)

特に今まで使っていなかった部分を鍛えていくときは、最初の内は、なかなか変化が見られないことが多いです。  けれども毎日練習したことは必ず、自分の中に蓄積されていますので、それが積み重なって変化を起こすまで、少し辛抱して練習をしてくださいね。

「その練習をすれば発音が上手になる」と自分が納得出来る練習をしている時は、毎日の練習は、

(A)今の自分の発音 ――――――>(B)目標とする発音

「この間を一歩ずつ埋めている」という実感がありますので、目に見える変化がなくても、練習期間中、心が安定しやすいです。

練習後、「今日の練習によって、AとBの間がまた一歩近づいた、と思えるからですね。

ですからそう思える練習方法で練習することが大事だと思います。
皆さんに、この練習方法がそう思っていただけるといいな、と思っております。

もし、時間的に余裕がないようでしたら、練習(2)だけでも結構ですから毎日行ってください。  必ず変化が表れます。

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6月5日から6月25日までの練習内容
3つのLの例文を2つの言い方で言う
(練習の時はヘッドフォンは付けなくて結構です)

練習(1) 普通の言い方     5回
練習(2) Lを長く言う言い方  5回

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なお、この練習を営利目的で使用することはご遠慮ください。
(例) 出版、発音セミナー、発音レッスン 等々。

皆様にこのようなお願いをする理由は、こちらで、御覧いただけます。



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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)


何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 


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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。