川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

RとFの練習1回目 (再掲載2017  私がフォニックスやチャンツで「発音を学ぶこと」に賛成できない理由)

今日は2016年8月7日のブログの再掲載です。

Wの音をよく聞こえるようにいう発音の仕方が書いてあります。  ぜひ参考になさってください。  ポイントはすぐに次の音に移ってしまわないことですね。  「W」の口の形を一瞬止めて、息を送って音を出すことですね。

今日は、最後の「発音練習について」というところに「私がフォニックスチャンツで「発音を学ぶこと」に賛成できない理由」が書いてあります。

* * *

NとWの練習は8月6日で終了となりました。  今後は、子音を長く言うNの練習(2)とWの練習(2)のみ、毎日3回言ってください。

私のDVDの57分20秒のところで、Wの説明をご覧になった方は、私が Way と言う時に、日本語のように、すぼめた口をすぐに開いてしまわないで、Wのところで口の動きを一瞬止めてW「ウ」と発音しているのがお分かりになったと思います。

同様に、Wet という時も、すぼめた口をすぐに開いてしまわないで、Wの口の形を一瞬保持して「ウ」と発音しているのがお分かりになったと思います。(映像は素早く移ってしまいますので、「口の形が止まっている瞬間を見る」と強く意識して見てください)

どうしても長さを持ったWが言えない方は、感覚をつかむために、私がDVDで「一緒に言ってみましょう」と言って後についてWay Wet と言うところで

「ウェ」と一気に言わないで、

まず、Wの「ウ」を発音してから/エイ/と二重母音を言う
まず、Wの「ウ」を発音してから/エット/と言う

そうやって発音してみると、「Wを音一つ分の長さを持って言うって、こういう感覚なんだな」と分かります。  



余談になりますが、このDVDを撮影したのは2010年10月でした。  Wの音は、発音記号の最後の音でしたので、その時のことは今でもよく覚えています。

私は自分に、

「最後の音Wだ。  
最後までしっかり発音の仕方を実演するんだ。  
Wの口の形をして、
一瞬、唇の動きを止めて、
息を送って、
Wの「ウ」という音が出ていることを自分の耳で確認するんだ。  
音が出ていることを確認してから、
母音に移るんだ」

そう言い聞かせながら、Way Wet と発音しました。

その年の1月から毎日のように家庭用のビデオカメラで録画しては、映像をチェックしてきましたが、さすがに、たくさんのライトがある広いスタジオで、角度の違う2台のカメラの前で、プロのカメラマンに撮影してもらって実演するのは、それなりの緊張感がありました。 (こういう条件で撮影しましたので、DVDはかなり質の高いものに仕上がっています。  編集もプロが行っていますので、お値段以上の価値のある教材だと思っています。)

読者の皆さんに、日本人の私が、日本語にはない子音の言い方(Wの口の形を保持して発音)をしているのを見ていただければ、DVDを撮影した意味は十分あったと思っています。  上級になっても、自分の子音が日本語式にならないように時々、見て、チェックできますので、皆さんにずっと長く使っていただけるDVDだと思っています。  

* * *

それでは今日の練習、RとFに入ります。

Rの練習(1)

例文は次の通りです。  皆さんにはすでに1か月間、聞いていただいた文ですので、少し慣れていらしたところだと思います。

(A) You are right.
(B) I received a radio from Tom.
(C) I saw Rachel’s rabbit in her room.

上の例文を5回音声モデルについて言う。(慣れてきたら音声モデルなしで自分で5回言っていただいて結構です)

Rの練習(1)音声   音声はこちらです。 
[file:creato-k:LS106015.MP3:sound]

Rの練習(2)

上の例文をRの部分だけ長く発音しながら5回言う。  最初は音声モデルについて言って、慣れてきたら音声モデルなしで自分で5回言っていただいて結構です。

Rの練習(2)音声    音声はこちらです。 
[file:creato-k:LS106033.MP3:sound]

Rの発音は、私がDVDでやっているように舌を丸めて発音するやり方と、舌を盛り上げて発音するやり方と2通りあります。  どちらでも、今自分がやっている発音の仕方で結構です。  これは長さの練習ですので、Rのやり方自体を変える必要はありません。  

Rの練習(2)は、沢さんも、相田さんも、最初はとてもぎこちない言い方でした。  それが普通だと思いますので、うまくできない、と気にする必要はありません。  焦らないで、自分のペースで言っていただいて結構です。

私は「英語発音、日本人でもここまでできます。」の本の中に、THの発音がでてくると、そのたびに口の準備に5秒くらいかかる生徒さんがいた、という話を書きました。  その時も、私は「正しい発音をするのが一番大事なことですから、時間がかかってもいいですよ。」と言って、じっと彼女が発音するのを待っていました、と書きました。

Rの練習(2)がうまくできなくても、私がそばにいて、「時間がかかっても結構ですよ。  Rの音が長さを保って言えるまでずっと待っていますから、大丈夫ですよ」と言っているところを想像して、焦らないでやってください。

初めてのことですからうまくできなくて当たり前です。

こちらは相田さんの最初の練習(2)の発音です。

相田さんの音声   音声はこちらです。   
[file:creato-k:LS_70187.MP3:sound]
 

ほとんどRに長さがないのでやり直していただきました。

2回目の相田さんの音声  音声はこちらです。  
[file:creato-k:LS_70191.MP3:sound]

こちらは長さが少しあります。  

私は相田さんに、いつも一文ずつ録音したものと3文一緒に録音したものの2つを送ってもらいました。  2回目に送られたI saw Rachel’s rabbit in her room. の録音ではRoom のRのところで、舌先が口蓋についていました。

下の録音です。

相田さんのRoom の音声  音声はこちらです。 
[file:creato-k:LS_70190.MP3:sound]

それで、「もう一度、やり直してください」と言ったら、「モティベーションのないことをやるのはなかなかつらいものがあります」とおっしゃったので、「それでは、スタート時はこういう発音だったということで、始めましょう」ということになりました。

それでも、彼女は練習をしていくうちにRは正しく言えるようになりましたので、皆さんも、Rがうまく言えない状態のまま、練習を始めても結構です。  何も心配しなくて大丈夫です。  練習をすれば上手になります。

Fの練習(1)

Fは息をたくさん使いますので、3つ入れるのは、無理でしたので、3文ともFは一つです。 音声モデルについて5回言ってください。

I saw her face.
We are fighting.
I feel good.

Fの練習(1)音声  音声はこちらです。
[file:creato-k:LS106030.MP3:sound]

Fの練習(2)

上の例文をFを長く発音して5回言う。  3文ともFは、一つですので、1つのFをいつもの練習(2)より少し長く発音するようになっています。

Fの練習(2)音声  音声はこちらです。
[file:creato-k:LS106031.MP3:sound]

随分長いFの摩擦が続きますので、この練習で、安定して、摩擦音ができるように練習してください。

7年くらい前、声楽のレッスンで「The Main Event/Fight」というバーバラ・ストライサンドの曲を萩原先生に指導していただきました。  この曲にはFight という言葉がたくさん出てきます。 

そのとき先生が、「Fight は、口から息をふきだすように言うといいのよ」と教えてくださいました。  確かにそういうと、明確にFight という言葉が歌えました。  ですから皆さんも、この長いFを口から息が噴き出すように言ってみると、うまく言えると思います。

R,Fどちらも最初はうまく言えなくても、心配いりません。  今月中にできなくてもそのあと3か月は、練習がありますので、大丈夫です。  それを考えてやりにくいWやRは最後の月に持ってきませんでしたので、時間をかけて練習していきます。

以下が8月7日からの練習内容ですが、水道管呼吸法を4秒にしました。   ただし、無理だという方は3秒のままで結構です。

====子音を長く言う「川合メソッド2」=========
8月7日から9月3日までの練習内容

簡略腹式呼吸(水道管呼吸法) 4秒 x 5回
Lの練習(2) 長いLで例文を言う  3回
Wの練習(2) 長いWで例文を言う  3回
Nの練習(2) 長いNで例文を言う  3回
Rの練習(1) 普通のRで例文を言う 5回
Rの練習(2) 長いRで例文を言う  5回
Fの練習(1) 普通のFで例文を言う 5回
Fの練習(2) 長いFで例文を言う  5回
「オーイー」を5回、唇に力を入れてつなげて言う練習
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なお、この練習「川合メソッド2」を営利目的で使用することはご遠慮ください。(皆様にそのようなお願いをする理由はこちらでご覧いただけます)

(例) 出版、発音セミナー、発音レッスン、発音講座、発音訓練 等々。

学習者どうしの情報交換は歓迎します。  どんどん行ってください。

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私の2冊目の本「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」(緑色の本)を購入された方で、CDトラック6,13,18,19にある生徒さんと私の子音の長さの比較がよくわからない方は下のブログを参考にしてください。

2016年7月3日のブログ  子音を長く言う「川合メソッド2」「L」の練習 4週間後 (長いSの例)
2016年9月1日のブログ  RとFの練習 1か月後 マライア・キャリー (長いLの例)
2015年2月1日のブログ  「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」付属CDトラック6 例文 Where's my bag? 川合典子には生徒のWの発音はどう聞こえたか。

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ここから先は、毎回掲載していることです。「なぜ毎回同じことを掲載するのか」その理由については、こちらのブログをご覧ください。 

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英語教育について

文部科学省の英語教育の方針は、効果がありません。

1)現在、高校生が行っている「英語で授業」は効果がありません。  (理由はこちら
2)「CAN-DOリスト形式」は効果がありません。 (理由はこちら
3)「4技能」は効果がありません。  (理由はこちらこちら
4)現在、小学校の英語教育で子供たちが話しているのは、英語の発音ではありません。 (理由はこちら
5)大学教育を英語で行うと日本の学問は壊滅的な打撃を受けます。 (理由はこちら
以上の理由により、文部科学省の方針は効果がありません。

「発音」、「語順」、「英語で考える」、それぞれを習得する方法は2015年10月19日のブログ「川合式英語学習法」をご覧ください。

これは全部私自身がやってきたことです。  こうすれば、生徒たちは必ず通じる英語で話すようになります。
英語で考える指導法を提唱する人たちのように、「自分は日本語訳を使ったけれど、生徒たちは使うな」というような、誰も実際にはやっていないような指導方法ではありません。  私は全部自分でやっています。


「英語で考える」を提唱した松本亨氏の主張について

松本亨氏の「英語で考えるためには日本語訳を使ってはいけない」という主張は2006年、私の子供たちが全文和訳でバイリンガルになった事実によって否定されました。 

「英語で考える指導法」は詐欺である可能性が高いです。

松本亨さんの書いた「英語で考える本」「英語で考えるには そのヒケツと練習」という本に書いてある練習をしても英語で考えるようにはなりません。(2月4日のブログ「英語の思考活動」、3月1日のブログ「先生の宿題のプリント「英語で考える」ってどういうこと?」を参照してください)

英語で考える指導法を掲げる英語学校FORWARDの指導者、石渡誠さんは、松本亨さんの「英語で考える本」「英語で考えるには −そのヒケツと練習−」という本で勉強すれば英語で考えるようになると2017年1月19日のブログで言っていますが、この2つの本で勉強しても、英語で考えるようにはなりません。  26年間、この方法を教えてきた、と書いていますが、26年も効果のない方法を教えてきたというのは驚きですね。

私は、この件について、松本亨さん(著作を含めて)以外の固有名詞を入れることをずっと避けてきました。  けれども、石渡誠さんの2017年7月30日ブログ]の冒頭の

日本の英語教育界もようやく変革の時が!英語を英語で教えるということが、中高でも広まってきています。良いことですが、

という部分を読んで、明記することにしました。  日本中の高校生を犠牲にしておいて、まだこういうことを言っていることに怒りを覚えました。  文部科学省でさえ、もう、中学校の英語の授業を英語で行うとは、言わなくなったのに、と思いました。

石渡誠さんは、アラビア語アラビア語で教えられたら、アラビア語が堪能になるのでしょうか?  それを自分で証明してから、「英語を英語で教えること」を提唱してください。

石渡誠さんは、26年間も授業料を取って、「効果のない方法」を「効果がある」と偽って教えてきて、謝罪も損害賠償もしないのですか?  そうやって、「何を言っても何の責任も取らなくていい」と思っているから、いまだに「英語を英語で教えるのが良い」などとおっしゃるのでしょう。  

でしたら、ご自身がアラビア語アラビア語で学んで、アラビア語が堪能になるかどうか示してください。  それが出来ないのであれば、「英語を英語で理解する指導法」が間違っていたと認めてください。  そういうけじめをつけないからいつまでも「英語を英語で理解する」などという指導法を主張し続けるのでしょう。

日本中の高校生が迷惑していますので、自分もできない指導法を提唱するのはやめてください。

自分の商売のために子供たちを犠牲にするのは、もうやめてください。

Je suis Charlie. と母国語で言うフランス人が I am Charlie.という言語を学ぶとき、母国語の意味を参考にしていないはずはないでしょう。  日本人は誤った指導法を50年も信じて、大きく後れを取りました。



私は、英語で考える指導法の提唱者が、「Freedomを日本語に訳すとニュアンスが分からなくなるから英語のまま言わせる」とブログに書いているのを読みました。  でもそれでは何も教えていないのと同じです。

生徒から、アメリカ人にとって自由というのはそんなに大事なものなのですか?と質問されたら、アメリカ史がご専門の先生なら、「建国の歴史を勉強してみるとその理由が分かってきますよ」とお答えになるでしょうし、時事英語がご専門の先生なら、ニュースの中から、アメリカが個人の自由を制限する国に対して、非常に厳しい外交政策をとり、しかも大多数の国民がそれを支持しているというニュースを選んで、生徒と一緒に勉強していくでしょう。

Freedomを日本語に訳さずFreedom. Freedom と生徒に言わせる、などというのは何も教えていないのと同じことです。

それは、次のような例を想像してみるとよくにわかります。

もし、アメリカで、日本語を学んでいる生徒が「日本の武士道とはなんですか?」と教師に質問した時、「日本人にとって武士道が、どういうものなのか知りたかったら、武士道を英語に訳さず、日本語のままブシドウ、ブシドウといいなさい」 などと指導する教師は一人もいないでしょう。   

仮に先生が「これが、日本語を日本語で理解する指導法だ」「日本語で考える指導法だ」などと言っても、生徒はばかばかしくてする気にもならないでしょう。  保護者からは「まじめに教えろ」と言われるでしょう。 

これが英語で考える指導法の正体です。

教える方は何も教えていない。
学ぶ方は何も学んでいない。
これが英語で考える指導法の正体です。

だから私はこの方法は詐欺だと言ったのです。(こちらのブログ

以前、この「英語のままFreedomと言わせる」と言っていた学校のブログで、車を売って受講料を払って学んでいるという生徒の例が紹介されていました。  それほどの高額の授業料をとって、「だますつもりはなかった」「知らなかった」では済まないです。  
詐欺は犯罪です。

詐欺は、刑法で刑罰が定められている犯罪です。

また、そのブログで、英語で考える指導法をする人々が、生徒の英和辞典を取り上げたり、生徒に英和辞典を窓から捨てさせたりする、ということも読みました。  中には最後まで生徒に英和辞典を返さなかったこともあったそうです。

「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」を読んでいただくとわかりますが、英語のわからない生徒にとって、英和辞典は命綱です。  英和辞典があるから、英語の意味が分かるようになります。  これを取り上げるなど、間違った指導法を盲信する指導者の誤りです。  英和辞典を取り上げれば生徒の英語力が上がるなどということは絶対にありません。

この詐欺商法を、中学や高校に持ち込んだのが文部科学省の「中学、高校の英語の授業を英語で行う方針」です。
だから、私は、「学校で詐欺を行わないでください」と申し上げたのです。
税金を詐欺に使わないでください、と申し上げたのです。
高校英語教育はいまだに詐欺ですね。
学校で詐欺教育をするために、車一台売るどころではない、莫大な税金が使われています。

早くやめてください。
高校時代は、高校時代にやらなければならない訓練があるのです。
複雑な英語を読み始めるときにどうしてもやらなければならない訓練があるのです。
この時を逸すると、取り返しがつかないのです。  高校生がかわいそうですから、「学校で詐欺」はやめてください。

発音練習について

私がフォニックスチャンツで「発音を学ぶこと」に賛成できない理由は、2つあります。

一つは、アメリカ人の子供が行っている方法では、日本人の短い子音は直せない、ということです。

もともと長い子音で話している子供たちが行っている方法では、日本人の短い子音を直す練習にはならない、ということです。  日本人の発音の問題は、日本語を母国語とするからこそ起こってくる問題ですから、英語を母国語とする人たちが行っている方法では、解決できません。

もう一つの理由は、チャンツフォニックスでは、音だけに100%の注意を集中できないということです。
チャンツは音楽に合わせて発音します。  
フォニックスはつづり字と発音の関係を勉強するものです。 

私の友人の子供達もアメリカでフォニックスをやっていましたけれど、発音の仕方を学ぶというより、(彼らはもう発音はできてましたから)単語のつづり字を見てどう読むのか練習していました。  そうすると、これらの方法は発音だけに集中して、音を聞く練習ではないのです。 

音楽を聞きながら、あるいは、発音とつづり字の関係を学びながら発音練習するわけです。

これですと、100%音に注意して発音を聞いているわけではありません。  その程度の注意で発音を聞いても日本人の子音が短いことには、気づけません。  何といっても子音の日本語化は日本人が70年聞けなかった音の違いです。  初期の学習者は、「初めて出てきた英単語を読めるようにすること」より、正しく発音できるようにすることのほうが大事です。  
私の生徒さんは100%の注意で発音だけを聞いて練習してきますが、それでも自分の子音が短いことに気づけない場合があるので、私がレッスンで、アドバイスします。

100%の注意をもってしても聞けない音を、音楽やつづり字など、ほかのことに注意を分散していてはとても聞けるようにはならないのです。

ですから、日本人が発音を学ぶときは、自分の注意を100%音に集中して学ぶ必要があります。  ゆえに、発音を習得するためには、チャンツフォニックスは勧められないと私は思っています。
どちらも文部科学省ご推薦の教材だそうですけれど、私は、「発音習得の方法」としてはお勧めできません。

日本語は英語とは、音の体系が違います。日本語は子音と母音が常にセットになって一つの音を構成します。ですから、日本語を母国語とする人は、子音を単独で発音する練習をしなければなりません。それも、日本語の子音のように短く発音してすぐ次の音に移ってしまう発音の仕方でなく、長さを持った子音を発音できるようにしなければなりません。ですから、まず最初は100%の注意を音に集中して、今まで聞いたことのない言語(英語)の発音を聞いて下さい。慣れ親しんだ日本語の音の世界から出て、今まで知らなかった音の世界に入ってください。100%の注意を集中して、日本語にはなかった音を聞けるようにしてください。聞けるようになれば、発音できるようになります。

どこを聞くかは、「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」(緑の本)に書いてあります。
どう発音するかは、「英語発音、日本人でもここまでできます。」(赤い本)付属DVDで説明しています。

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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)



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何度もお願いしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて(2017年7月19日)、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。 私は大変困っています。 

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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