川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

キーワードと耳の力(一つのことが出来るように練習していくと、なぜ全体が出来るようになるのか。耳がその音と同じ音を出すために必要なすべての力を動員してくるからです。)

発音練習をしてもなかなかうまく発音できないと、人は、「自分はもっと発音するときの口の形を詳しく学ばなければならない」と思って、どんどん細かい口の形に関する情報を求めていきます。

けれどもこれは、発音習得を行う上では、かえって逆効果となります。  もし、皆さんが、発音の「研究」をするなら、口の形の細かい点に目を向けることも必要ですが、実際に発音を身に付けていく「練習」をする時は、細かい口の形を追いかけることは、上手な発音を習得する方法とは、逆行することになります。

なぜなら、発音練習というのは文章で行います。  文章で行うということは口の形は次々変えていかなければならない、ということです。  ひとつの音を言ったらすぐに次の音の口の形に変えていかなければならないということです。

そういう練習をする時に、各音について微に入り細に入り口の形をチェックしていたら、とても続けてしゃべることはできません。

私は中学1年生の時に一人で発音練習を始めました。  大学生になって、英語の教師になるために「音声学」の授業をとったとき、自分の発音の仕方が、その時の原書の音声学の教科書に図入りで書かれていた説明とほとんど同じでしたので、私のやってきた発音練習の仕方は正しかったのだと思いました。

自分が身に付けた発音の仕方は、唇の形も、舌の位置も、ほとんど、その教科書に書いてある通りでした。

では、私は、舌の高さのようなすべての細かい点まで、注意して練習していたか、というと、そうではありませんでした。  私は英語の母音や子音について、それぞれ一つのキーワードを覚えて練習していただけでした。  Cat の「ア」なら「舌が前に来る」 Cut の「ア」なら「鋭く暗く」、Fなら、「歯と唇で摩擦」という具合に、相手が聞いてその音だと瞬時に認識できる特徴を一つ、キーワードとして覚えて練習していただけでした。  (このキーワードは、「英語発音、日本人でもここまでできます。」付属のDVDで、皆さんに説明しています。)

目標が各音に付き、たった一つの特徴だったから、13歳の私でも、毎日毎日発音練習を続けてこれたのでした。

私は2011年9月25日のブログ「OL時代」で、仕事で、本当にどうしたらよいかわからなくなった時は、いつも円錐形をイメージして、ある一点に自分の努力を集中させて、困難な仕事をやり遂げていった、と書きました。  どうしたらよいかわからないときでも、一点に力を集中させて要(かなめ)になることに対処していくと事態は変わって行きます。  

発音練習は今まで、聞いたことのない音を身に付けていくのですから、これは「未知のものを身に付けていく」初めての作業になります。  今までやったことのないことに取り組まなければならなくなった時、あっちこっち些末なことに自分の注意を分散していると、何をやってもなかなか、突破することは出来ません。

そういう時は、たった一つのこと、でも、それができていれば相手にその音だと認識してもらえる特徴、つまり、音の要(かなめ)となる要素、それだけに集中して、練習するのです。  そうすると成果がだんだん自分の発音に現れてきます。  毎日毎日、そのこと一つに集中して練習して行けば、必ず「その音を決定する特徴」は、自分の発音の中に表れてきます。

発音習得を難しいと感じる人ほど、細かいことにあれこれ注意を散らさないで、その音を決定する音の特徴一つに集中して練習しましょう。  そのキーワードは私がDVDの中で解説しています。  

「それじゃあ、舌の位置や接触させる範囲が違ってしまうのではないか」という心配は無用です。  耳で聞いて同じ音が出るころには舌の位置や接触させる範囲もちゃんとできるようになっています。  私が、大学生になって音声学の授業を受けた時のように、「自分はそんなこと、知らなかったけれど、ちゃんと本の通りにできている」と皆さんは発音習得が終わったときに発見されることと思います。

なぜ、一つのことに注意して練習しているだけなのに、全体が出来るようになるのか?というと、そういう細かい点もそろったうえで、同じ音がでてくるからです。  川合メソッドでは、同じ音が出ているかどうか、発音するたびに録音をして、お手本と比べます。  そうすると、そういう細かい点も含めて全部できるようになってくるのです。    

私は2月1日のブログで、「その音を決定する特徴」(ブログでは「要素1番」と呼びました)が相手に伝われば、英語は通じる、と書きました。  その特徴が相手に伝わっているかどうか、どうやって確認するか。  それは相手と同じ立場にたって、自分の発音を聞いてみればいいのです。  それで、川合メソッドでは自分の発音を録音して聞くのです。  それによって、非常に有効な正しい発音へのヒントが得られます。(聞いてチェックするときのポイントは「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」の中で、解説しています。)

発音練習はその音を決定する特徴(要素1番)に向かって、一貫した努力を継続して繰り返すことです。  そうすると、必ず、自分の発音の中にその音を決定する特徴が表れてきます。  

そのうえ、最も大事な特徴が身に着くと、些末な細かい点もひとりでに出来るようになっています。  「なぜそうなるのか」は、上に「同じ音が出ているかどうか、録音して聞くからだ」と述べました。  つまりこれは耳の力を使う、ということなのです。

私の2冊目の本、「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」の第2章15ページ、「耳のすごさ」をお読みいただくとお分かりになると思いますが、耳は、「聞いた音と同じ音を発音するために必要な体の動きをすべて動員する」という力を持っています。  まさにそれが、耳のすごさです。

今までは、耳を使わない発音練習をやってきたから、そんなに細かいことまで気にしなければならなかったのです。  耳を使えば、最も大事なこと一つができるようになる過程で、細かいことは自然と出来るようになっています。 そういう細かいこともすべてそろって同じ音が出てくるからです。

中学生の私が、たった一つのキーワードだけを覚えてそれが出来ることだけを目指して、発音練習してきたのに、大学生になって音声学の教科書を見たら、自分は気にしてこなかった細かい点まで、教科書と同じように発音していた。  というのは、耳が、その音を出すのに必要な体の部分をすべて動員してくれていたからです。

「そういう耳の力は、小さい時にしか働かないのではないの?」という疑問をお持ちの方もいるかも知れません。  けれども、私にそういう耳の力が働いたのは35歳の時、シカゴの病院の受付でのことでした。  また、私の生徒さんで、お子さんが大学生になられてから、発音を習いにいらした方でも、その後ニューヨークで、アメリカ人から「きれいな英語ね」「女優さんの話す英語みたいね」と言われた人もいました。(2013年1月9日のブログ「ネイティブも美しいと思う英語」に書いてあります。)  (35歳の時の例は著書「英語発音、日本人でもここまでできます。」に書きました。)

この耳の力は、確かに子供のころがピークのようですが、大人になったからと言って全部消えてなくなってしまうわけではありません。  大人にも、まだ残っていて、また使って行けば、ちゃんと働いてくれるようになるものなのです。

私は巷で独り歩きしている臨界期仮説が、「今もまだ大人が持っている能力」まで、「ない」と思い込ませてしまっているのは本当に残念だと思います。  大人であっても、この力はなくならずにちゃんと持っているのです。  臨界期仮説が独り歩きしてしまったから、大人はもう耳を使おうともしなくなってしまいました。  本当に残念だと思います。  大人の耳にもこの能力はまだ残っているのです。  

私の教えた生徒さんを見ている限り、大人でも、この耳の能力はまだ、持っています。 口の形や音がつながるリンキングについて勉強するのは役に立つかもしれませんが、最終的には、自分の耳で同じ音かどうかを聞かなければ通じる発音は身に付けられません。  耳で聞かないで、知識だけで発音している英語はやはり、リズムは日本語です。 

耳の力を使って習得した発音は、どんな細かい発音の解説書より、皆さんの発音をよくしてくれます。  皆さんは耳の仕事は聞くだけだと思っているかも知れませんが、発音習得の時には、聞くだけでなく、「聞いた音と同じ音を出したい」という意思を自分が持っていると、耳はその意思に沿って、発音にかかわる体の部分を全部動かし始めるのです。  

だから、耳を使って習得した発音は、 口の形の細かい点までいちいち気にしなくても、お手本と同じ発音になるのです。  今からでも遅くはありません。  この耳の力をどんどん使って発音を習得してください。  この耳の力は、練習すればするほど、能力を発揮するようになります。  この耳の力を使えば、ネイティブもきれいだと思う発音を習得することさえ、夢ではありません。 

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耳で聞かなければ発音が習得できないもう一つの理由

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耳を使って発音を習得する理由はもう一つあります。  それは日本人の発音を通じなくしている「子音の日本語化」から抜け出せる、ということです。

皆さんはどんなに詳しい発音の解説書をお読みになっても「子音の日本語化」は気づけなかったと思います。  「発音」という「音」を習得するのに、耳で音を聞くことをしないで、一生懸命口の形を細かく追及してきた。  それが、今までの、日本人の発音練習だったと思います。   けれども、2月1日のブログ「生徒のWの音は川合典子にはどう聞こえたか」にアップいたしました音声ファイルをお聞きになった皆さんは、生徒さんのWの音が日本語化しているのがお分かりになったと思います。

日本人の英語を通じなくしている原因、「子音の日本語化」は耳を使わないとわかるようになりません。  (日本語化だけでなく、リズムの問題。音がブツブツ切れる問題など、日本人の英語を通じにくくしている問題は、ほとんど全部、耳で聞かないと、気づけないことばかりです。  今まで日本人がこれらの原因に気づけなかったのは、耳で聞いて、発音を習得してこなかったからです。)  口の形を細部まで追求しても、日本人の英語を通じにくくしている原因には、気づくことが出来なかったのです。  何十年、細かく口の形を調べても、日本人の発音を通じなくしている原因に気づくことは出来なかったのです。  なぜなら、通じない原因は口の形ではなく、聞こえる音にあったからです。 

「要素1番」というのは、その音だと認識できる「音の特徴」であって、「口の特徴」ではありません。  ネイティブはFやTHの口の形を見ながら、コミュニケーションをしているわけではありません。  それなら、電話で話は出来ないことになります。  通じる発音は、その音の特徴を音声で表さなければならないのです。  音声で表すものは耳で聞かなければどこに問題があるのかわかりません。 

「子音の日本語化」を直すには私の3冊目の本「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」第3章に書かれているM, W, R、L、N、F(他の摩擦音も含みます)の発音の仕方を実行しながら自分の発音とお手本の発音を聞き比べる練習をしていくとわかるようになります。  なぜなら、日本語に慣れてしまって、聞こえて来ても、聞こえない音として、はじき出されてしまっていた英語の子音の長さが、自分が同じ長さで発音することによって、耳の中に、聞こえてくるからです。  

この時、耳は、日本語の音にはなかった「英語の音」の長さを初めて聞けるようになります。  自分の耳を使って、「英語の音」を聞けるようにならなければ、「英語の音」を自分の発音の中に表現することは出来ません。  「英語の音」を知らない人が、「英語の音」を発音できるわけはないのです。  英語の「音」を知るためには、耳で音を聞くことが不可欠になります。
(子音の日本語化が聞けるようになる練習は川合典子オフィシャルサイト「通じない日本人の発音」のページにまとめてあります。  詳しく知りたい場合は2016年6月5日からのブログをお読みください。  子音の日本語化だけでなく、息の強さ、唇の力を抜かないなどの練習も書いてあります。)

皆さんがそういう練習をしばらく続けると、ネット上にたくさんアップされている日本人の発音を聞いて「単語の最初の子音が違う、短い」と聞いた瞬間にわかるようになります。  例えば、Leadership という言葉を聞けば、聞いた瞬間に「Lが違う」「短い」とわかるようになります。  

あるいは、その音を決定する「要素1番がない」と聞いた瞬間にわかるようになります。  2月1日のブログで「要素1番」がない生徒さんのWの発音を私が再現して皆さんに聞いていただきましたが、上級者でも日本語化したWで話している人はたくさんいます。  ネット上にアップされている日本人の発音をお聞きになると、皆さんにもそれがお分かりになると思います。 こういう英語は非常にわかりづらいのです。 

会話文だけでなく、英語の歌でも、子音の日本語化はよくわかります。  「有名な歌だから真似して歌うと、聞いている人はわかるけれど、たぶん自分だけのオリジナルの歌を歌ったら、この発音では歌詞は全然、聞いている人に伝わらないだろうな」と思う日本人の英語の歌は多いです。  

普通は子音の日本語化が表面化しない演説の英語でも、子音の日本語化が顕著な場合は、聞いた瞬間に「子音が違う、短い」とわかる場合もあります。 「要素1番」すなわち「その音と認識できる特徴」が出ていない発音で、日本人が真似している有名な英語の演説はネット上にたくさんアップされています。  (むしろ「要素1番」の聞こえない演説の真似の方が普通なくらいです。)  「要素1番」がない発音でも、有名な演説は、聞く人はみんな内容を知っていますから、「何を言っているのかわからない」という問題は起こりません。  これでは発音練習にはなりませんので、「演説は発音教材に使わないでください」と私はいつも言っています。  

子音が日本語化しないように自分が発音しながら、お手本の発音と自分の発音を比べて練習していくと、日本人の発音とネイティブの発音の違いが、だんだん皆さんの耳に、はっきり聞こえるようになります。  それが、耳を使って発音を習得する、ということです。  「要素1番」は「音声の特徴」です。  口の特徴ではありません。  だから、録音して聞くのです。  生徒さんが、私と同じことを聞き分けるようになることは、2013年11月6日のブログ「私と同じことを聞き分ける生徒さん」を読んでいただくと、お分かりになります。

是非、自分の耳を使って、発音を習得してください。  大人にも、耳の力はまだ残っているのです。  臨界期仮説があるからと言って、大人の耳の力を全部、否定するようなことはしないでください。  発音を教える方々の中には「学習者には音は聞けない。  だから先生が聞いて直します」とおっしゃる方もいますが、それは事実に反します。  学習者に対して良心的な指導ではありません。  大人でも、耳を使って発音習得をする能力はありますし、それを続けると、耳の力は上がって行きます。    

「同じ音が出ているかどうか」このこと一つだけに気を付けて練習して行けば、細かいことは気にしなくても自動的にできるようになっています。  「一つのことが出来るようになれば、全体が出来るようになっている」こういうシンプルな発音練習なら、誰でも続けられます。  自分の発音の録音を聞けば、進歩もすぐにわかります。  発音の「研究」と「練習」は違うのです。  皆さんが目指すのは、一つのキーワード、あとは耳がその一点に向けて、すべての体の動きを動員してきます。  そうすると、必ず、通じる発音が身に付けられます。

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私の2冊目の本「続・英語発音、日本人でもここまでできます。」(緑色の本)を購入された方で、付属するCD、トラック6に収録されております生徒と私のWhere’s my bag?のWの発音の違いが聞き取れない方は2015年2月1日のブログ「生徒のWは、川合典子にはどう聞こえたか」をお聞きください。  それを聞くと、生徒さんの日本語化したWと私のWの音の違いが分かるようになります。

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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)






高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。