川合典子 ブログ

英語教育、英語学習、発音習得、帰国子女の言語習得について書いています。

英語の音質で話す練習 最後の週

鼻腔への共鳴を練習する方へ

鼻腔は喉の上の位置にあります。 この練習は上に響かせる練習です。 したがって、故意に喉で声を低くしてしゃべっているとこの練習は出来ません。 普通のしゃべり方で練習してください。 生徒さんから声の高低についてご質問が出ましたので(10月16日のブログを参照してください)お伝えいたします。
(喉を開ける練習は発声練習や「ロンリータイガーの練習」で、別に行います。ただ、それをしなくても沢さんは川合メソッド2の練習だけで、こういう音質からこういう英語の音質に変わりました。(出典 オー・ヘンリー「最後の一葉」) 鼻腔への共鳴ができましたので声の響く空間が変わりました。)


先週のブログで2011年、NHKでスーパーオペラレッスンという番組に出演されたバーバラ・ボニーさんの「喉頭(こうとう)を押し下げると内側で声を大きく響かせられるような気がしますが、外側で大きく響くわけではありません。」という言葉を紹介しました。  喉頭の位置がわからない方がいらしたようですが、喉頭の位置については私はこちらの図を参考にしました。  わからない方はご覧ください。 喉の部分ですね。  ですから、バーバラ・ボニーさんがおっしゃったのは、「喉を押し下げると内側で声を大きく響かせられるような気がしますが、外側で大きく響くわけではありません。」ということです。

声楽の萩原先生も、「自分が聞く、自分の体の中で出ている音と、周りの人がそれを聞いた時の音は、同じではありません。」とおっしゃったことがありました。   

自分には、喉を押し下げて音が響いて聞こえても、周りの人には、それほど大きく響いて聞こえているわけではない、ということです。 

私が高校の時、初めてついた声楽の先生が「声というのは柔らかい所に当てても、響かないの。  堅いところに当てないと、響かないの。」とおっしゃいました。  また、数年前、藤原歌劇団に所属していらっしゃるオペラ歌手の方が教えてくださる歌の講座を受講した時、その方が、鼻の横のあたりをおさえて、「このあたりの骨には小さなくぼみがいくつかあって、そこにも声は響くのですよ」とおっしゃったことがありました。  ですから、喉のような柔らかい所だけでなく、鼻腔のような堅い(かたい)ところにも当てないと、声というのは遠くまで響きません。

そして、声は鼻腔に共鳴させることによって美しく響きます。  喉だけでは、この美しい響きは出ません。  川合メソッド2によって、英語に美しい響きが出るのは、この鼻腔への共鳴があるからです。  英語を聞いていると、男女ともに、この鼻腔に共鳴した音が聞こえますね。  アメリカ人は小さいときから当たり前にやっていることですから、わざわざ「鼻腔に共鳴させている」などという意識はないでしょうけれど、発音を聞いていると、鼻腔に共鳴しているのが分かりますね。  沢さんに、「男性の声も、鼻腔に共鳴しているのがわかりますか?」とお聞きしたら、「はい、分かります。」と即座にお答えになりました。

私は、中学生の時、初めて英語を聞いて、「なんて、きれいな音なんだろう」と思いましたが、その秘密は、鼻腔への共鳴だったのですね。

萩原先生に発声法を教えていただいて、オペラのアリアを歌うようになってから、私は鼻腔のことをひそかに「魔法の場所」と呼んでいました。  そこに響かせると音がとてもきれいに聞こえるからです。

また、英語の声は低く聞こえますけれど、「日本語を話すときと同じ狭い空間と息の量」で、堅いところに共鳴もさせずに声を低くすると、声が弱くてとても聞きにくくなります。  そうすると、聞き返されることが多くなります。

ですから、美しく共鳴し、聞き返されない「よく通る声」で英語を話そうと思ったら、喉だけでなく、鼻腔への共鳴もマスターされるほうがよいと思います。  喉だけですと、自分には、よく共鳴しているように聞こえても、周りの人に大きく聞こえているわけではありません。  少しざわざわしたところでしゃべると、すぐに聞き返されてしまいます。  喉だけでなく、鼻腔への共鳴もマスターされると、空間が大きくなりますので、声も大きくなって、相手の方によく聞こえるようになります。




先週のブログを読んでくださった方は * * * で区切りました部分は、飛ばして太字で書いてあります「それでは今日の練習を始めます。」というところからお読みください。


* * *

川合メソッド2第二部「英語の音質で話す練習」の中で私が説明する発声の仕方は、今から25年前、私がシカゴの病院で、受付のアメリカ人の質問に答えていた時、そのアメリカ人と同じ音質になるように、ひとりでに、私の口の中が変わって行った時に、身に着いた発音の仕方です。  

この経験については、著書「英語発音、日本人でもここまでできます。」17ページ「突然身に着いたネイティブ発音」の項目に詳しく書いてあります。  

私は、意図的に、ネイティブと似るように、自分で考えて口の形を変えたわけではありません。  受付のアメリカ人の質問に答えていくうちに、彼女と同じ音質になるように、ひとりでに口や鼻腔の中が変わって行ったのです。  私が35歳の時でした。  (臨界期仮説から言うとありえませんね。)

私は「耳が聞いた音と同じ音質を出そうとして私の口や鼻腔の形を変えた」と思っています。  (この耳の働きについては、2011年7月8日のブログ「機械に発音の判定をさせること」に書いてあります。)

その後、発音練習をしながら、「もう少し明るい音質がいい」とか「もう少し、後ろの方に共鳴させた方がいい」とか、音質の好みで、いろいろ共鳴の位置を変える努力をしましたが、基本的にこの口や鼻腔の形は、あの時シカゴの病院の受付で、アメリカ人と話していた時にひとりでに身に着いたものです。

その発声の仕方が、私が長くやってきた声楽の発声の仕方と同じ点が多かったので、私は著書「英語発音、日本人でもここまでできます。」の中で、そのやり方を説明しました。

その本を出版する前、2003年から2008年まで、私は、「声楽の発声法と英語の発声法に類似点がある」ということをネット上のあるサイトの掲示板に書き込んでいました。 (そのことはこちらのブログに書いたとおりです) 

「発声法と英語とどんな関係があるの?」というのが当時の風潮で、私が2003年に一番最初にネット上の掲示板にそのことを書いたときは「発声法なんて関係ありませんよ」という反論が一番最初に寄せられたことを今でもよく覚えています。  今は、時代が変わりましたね。

* * *

それでは今日の練習を始めます。

川合メソッド2第二部は11月13日が最終日となりますので、今週が最後の週となります。

沢さんには約2か月間、英語の音質で話す練習をしていただきました。  最後の週に私が沢さんにお願いしたのは次のようなことでした。

「今週で練習が最後になります。
今週は沢さん自身が「一番良いと思う音」を出すように練習してください。  そして、来週、最後の録音を送ってください。

なぜ自分でよい音を見つけるのかというと、声はみんな違いますし、体のつくりもみんな違います。  だからその人の体にあった発声をしていくことが大事になります。

沢さんの口の中や鼻腔の状態は私には、わかりません。  そこでこれから先は沢さん自身が自分にとって一番良い音質を見つけて身に付けていくことになります。

自分が今まで練習してきたことを踏まえて、自分にとって、一番良い音を見つけるように練習してください。」

これが私が最後の週に沢さんにお願いしたことです。
皆さんの場合はまだ、実際に発音する練習に入って4週間しかたっていませんので、もう1か月くらい練習してからこの作業を自分で行っていただくことになると思います。

「自分が良いと思う発音」を身に付ける時に最も重要なことは、「よい発音」をたくさん聞いておくことです。  そして、その中で自分がこういう発音をしたいな、と思うものをイメージして、練習していくことです。

私は、アメリカのテレビ局CBSやABCの番組に出ている人の発音も参考にしましたが、身近なところでは気に入っている発音教材を読んでいる人の声も参考にしました。  

どのような発音でもいいですが、あまり個性的なしゃべり方の人は避けてください。  演説や映画のセリフも避けてください。  演説についてはもう何回も説明していますので、お分かりになると思いますが、映画のセリフを避けた方がいい理由については来月、ほかのテーマのブログでご説明いたします。

皆さんは今練習29日目ですので、最後の調整をするまでに後1か月ほどあります。  その間に自分がいいな、と思う発音を見つけてください。

練習29日目と言うと、沢さんの28日目の音声(10月16日のブログ)とだいたい同じ段階だと思います。  まず、大きく空間を開けるところですね。  今後3週間くらい、空間を大きくとる練習をして、それから自分に合った発音の仕方を自分で身に付ける練習をしてください。

空間が小さいと自分では英語の音質でしゃべっているつもりでも、相手に声が届いていない場合が多いです。  バーバラ・ボニーさんの言葉にもあるとおり、自分は体に響いていると思っても、外には響いていない場合があります。  聞き返されることが多い時は、空間の大きさと、息の強さが不十分だと思って間違いないと思います。

そこで、そうならないように、空間を大きく高くとる力をつけるため、今週からWhere are you?  の練習を10回行ってください。  沢さんは、川合メソッド2で初めて音質の練習をしたのですが、かなり軟口蓋を上げる力をキープできています。  実は沢さんには最初からWhere are you? の練習を10回ずつしていただいていました。  皆さんは、録音して比べる作業が大変ではないかと思いましたので、今まで2回でやっていただいていました。  けれども、もう録音することにも慣れていらしたと思いますので、今日から10回にして練習してください。

また空間が広く開いてきますので、強い声を出すために十分な息の強さが必要になります。  水道管呼吸法も6秒x5回で再開してください。  6秒はあくまでも「目標」で結構です。  無理をしないでください。  出来る秒数で結構です。

腹式呼吸を馬鹿にする人がいますが、それは「世界の言語はみんな日本語と同じ口の形で話している」と思っているからでしょう。  日本語とは違う口腔や鼻腔の空間を作ってしゃべる言語も世界の言語の中にはある、ということを知らないからだと思います。  空間の大きさが違えば、使う息の量も異なります。

沢さんと相田さんには最初から6秒x5回でしていただいていました。  2か月後、沢さんには10秒x5回に増やしていただきました。  終了間近に感想を聞きましたら、「いまだに結構しんどくて後半はグダグダですが、一応10秒でやっています」とメールが来ました。

私も水道管のように強く太い息で吐き続けるのは8秒くらいしかできませんが、10秒目指して、とにかく10秒まで、おなかを使って少しでも息を出し続けると、おなかも強くなってきます。  それを皆さんにも訓練していただきたいと思っています。  11月は6秒x5回でやっていただいて、これから12月、1月、2月、3月と「目標として」1秒ずつ、伸ばしていってください。  来週沢さんの、すべての練習を終えた後の感想を載せますが、やはり息を強くする練習は、非常に効果があったようです。  皆さんもぜひ「目標として」10秒までおこなってください。


先週ご説明いたしました「鼻腔に美しく響く位置」を沢さんが「わかった」と自分で感じたのは練習開始から42日目でした。  皆さんもこの後2週間くらいするとその位置と感覚がつかめてくると思います。

私のネット上セミナーは11月13日をもって終了いたしますが、皆さんは是非、美しく響く位置とその時の感覚をつかむまで、練習を続けてください。  あと2週間くらいです。

===川合メソッド2第二部英語の音質で話す練習===

11月6日から12日までの練習

Where are you? の練習10回 (時間がない方は5回で結構です)
簡略腹式呼吸(水道管呼吸法)の練習  6秒x5回
(6秒は目標ですので、出来る秒数で結構です。  1回終わるごとに十分休んで5回行ってください。  無理をしないでください)

自分の発音を録音し、お手本と比べて、同じ音質になるように直していく。
お手本は自分の選んだもので結構です。

寒くなりましたので、暖かい部屋で、十分湿度を保った状態で練習してください。  録音は出来ませんが、お風呂の中で練習していただいても結構です。

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川合メソッド2を営利目的に使用することはご遠慮ください。
特に出版社、発音を教える人、発音を教える講座、セミナーなどによる無断使用は固くお断りします。
皆様にそのようなお願いをする理由はこちらで、ご覧いただけます。

学習者どうしの情報交換は歓迎します。  どんどん行ってください。



発声に関しては日本語と同じ狭い口の空間で、日本語と同じ小さい息の量で声だけ低くすると非常に聞きにくい英語になります。 少しざわざわしているところでは聞き返されてしまいます。
一方、鼻腔も含めた大きな空間にたくさんの息を使って声を共鳴させるとこういう発音になります。(川合典子HP(Wの練習「音声を聞く」)より) 川合メソッド2ではこちらを目指します。

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*今日初めて川合典子のブログを読んでくださった方へ*

英語の子音には長さがあります。(日本人が70年聞き取れなかった長さです)  「L」の長さは2016年9月1日のブログを読むとマライア・キャリーさんが発音しているLの長さが聞き取れます。

Sの発音は2012年2月21日のブログを読んでいただくとメリル・ストリープさんが発音するSの長さが聞き取れます。

発音練習は演説でなく普通の会話文で行います。  ナチュラルスピードで日本語化しない子音で話す練習は演説ではできません。  日本人が昔から好んでやってきた練習ばかりしていると、日本人の英語を長い間、通じなくさせてきた問題点を克服することができません。


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「中学、高校の英語の授業を英語で行う」という誤った学校教育(英語教育)の方針から子供達を守る為、当分の間、下記の文を掲載させていただきます。

文部科学省は高校の英語の授業を英語で行う方針をやめてください。

理由1)  効果を実証する事実、事例が一つもない。  
理由2)  一部の業者の利益を優先し、公共の利益(高校生の英語力向上)にまったく役に立たない。 

「Freedom を日本語に訳さず、Freedom Freedom と言っていれば意味やニュアンスがわかる」こんな方法は、「OOと唱えれば病気が治る」という詐欺商法と同じで、まったく効果はありません。   

 
文部科学省が3年も4年も詐欺商法に騙され続ける必要はないでしょう。  だました提唱者たちは、とっくに逃げ切りを決め込んで、もう「英語で考える指導法」などとは一言もおっしゃいませんよ。

以前は「自分はこの方法で英語が話せるようになった」と動画で何回も力説していらっしゃいましたけれど。  日本中の高校生を犠牲にしておいて、自分は逃げ切ることしか考えていません。  無責任な大人のために高校生は犠牲になってかわいそうです。

こちらのブログに、私が去年の5月、夜中に家で倒れたと書きましたけれど、倒れた原因は何かというと、「嘘の指導法を文部科学省に持ち込み、日本中の子供たちに嘘の指導法をさせようとしている人たちがいる」ということをあの時知ったからでした。  私はそのことに激しい怒りを感じました。  数日間、怒りが激しくて、睡眠もあまり取れませんでした。  それが倒れる直前の状態でした。  

だから頭を打って先生に「4日目が峠です」と言われても、峠が越せなさそうでも私の頭の中には「そんな指導法を日本中の子供たちにさせてなるものか」という思いしかありませんでした。  それで、6月1日のブログのアップを知り合いにお願いしたりしていたのでした。

それを後から知った友人が、笑いながらでしたけれど「典子は憤死するところだったのねえ。」と言いました。  そうですね。  あのまま死んでいたら私は憤死でしたね。


子供達の時間は限られています。  文部科学省は「高校の英語の授業を英語で行う方針」を早くやめてください。



中学、高校の正しい英語教育の方法はこちらです。

理由1) については「英語で考える本」松本亨 英友社 67ページに、一番最初の提唱者もこの方法で英語を習得していない、と書いてあります。  詳しくは、2017年2月4日のブログ「英語の思考活動」をご覧ください。(特に大きな青い太字で書いた部分をお読みください。)
理由2)については2016年10月16日のブログの最後の部分をお読みください。  


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高校入試で子供たちが親の収入によって差別されない為に以下のお知らせを書かせていただきます。

高校入試のスピーキングテストについて(大学入試のスピーキングテストについても同様です)

高校入試のスピーキングテストは本来文部科学省が学校教育で正しい発音を生徒に教えてから行うべきものです。  しかし、文部科学省が教科書にCDもつけず、正しい発音の仕方も学校で教えないまま、高校入試でスピーキングテストを実施する動きが都立高校などで始まっています。 (大学入試でもスピーキングテストが行われようとしています)  これは、スピーキングスキルの習得を塾や予備校、会話学校に丸投げするものです。  学校で教えていないスキルを入試でテストすることはあり得ません。

これでは経済的に余裕のない、塾や会話学校にいけない家庭の子供は誰にも正しい発音を教えてもらえず、練習するCD(音声モデル)も与えられないまま、高校入試でスピーキングテストをされることになり、明らかに親の収入による進路の差別が始まります。(詳しくは2018年3月8日のブログ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」をお読みください。)

皆さんの身近に教育関係者がいらっしゃいましたら、ぜひ「高校入試のスピーキングテストは子供を親の収入で差別するもの」であることをお伝えください。  (大学入試のスピーキングテストについても同じことです)  
15歳で親の収入のために進路を差別されるのでは子供たちがあまりにもかわいそうです。

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英語教育については、下のブログも併せてご参照ください。  日付をクリックすると移動できます。
2017年10月12日
文部科学省 新中学校学習指導要領 英語 「4技能」は全く効果がない(子供たちが通じる発音でスラスラ話せるようになる学習指導要領の見本付き)




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高校英語教育を文部科学省の誤解に基づいた方針から守るため、以下のご案内を書かせていただきます。

現在文部科学省が「グローバル化に対応した英語教育改革」の目玉として掲げているCAN-DO方式は、ヨーロッパの人々にはできますが、日本語を母国語とする人にはできない方式です。

文部科学省は「CAN-DO方式が日本人には不可能な方式である」と気づいておりません。  導入されれば教育現場は大変迷惑します。  中止する必要があります。  なぜCAN-DO方式が不可能なのかはこちらのブログをお読みください。

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何度もお願いをしているのですが、アマゾンのページで私の本のランキングを下げて妨害をしている人がやめてくれないので、(詳細はこちらです)しばらく以下の文章を掲載させていただくことにしました。

「本を出版する人は、他の著者の妨害をしない。  他の著者を妨害する人は自分の本も出版できない。」
出版社におかれましては、このことを出版の際、著者に理解していただいてください。

私のランキングを妨害している人は、たぶん、現実を受け入れられないのでしょう。
アマゾンの順位を1ペ―ジ目から2ページ目に下げられ、数日でまた2ページ目から3ページ目に下げられて、私は、この方の激しい妨害に驚いています。 

「学習者に正しい発音を習得してほしい」というのが自分の目標でしたら、他人を妨害する必要はありませんね。  他人を妨害してまで、何を手に入れたいのでしょうか。  ベストセラーの著者という名声ですか。  それなら、もうアマゾンで、ご自身の本はベストセラーに認定されているのですから、それで十分でしょう。  この上何が欲しくて私を妨害するのでしょうか?  もう英語教育とは関係ないことですか。  

私は、こちらに書いてある3つのことをするのが、目的です。  日本人が子音の日本語化を知っているか、いないかで、通じる英語で話せるか話せないかが、決まります。  ですから、このことを読者の皆さんに理解していただくのは、とても大事なことなのです。  私の仕事の妨害をしないでください。 

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私のDVDで発音練習をするときは、耳に注意を集中して音を聞いて下さい。
最初はテキストを見ながら練習していただいて結構ですが、文字に気を取られていると、実際の音よりも自分がこうだと思っている音のまま発音していることが多くあります。

私はDVDの単語の発音の練習のところで、Life や Leg のLの音をほんの一瞬ですが、日本語化しない「長さのあるL」で発音しています。  そういう音をできるだけよく聞いて、同じように言ってください。

Fight や Fin の Fの音も長さをもって発音しています。  Way や Wet の W の音も長さを保持して発音しています。  それを耳でよく聞いて同じように言ってください。

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クマさん、ウサギさん、ブタさん、それぞれが持っている旗に書かれたことの理由は、2017年7月30日のブログをご覧になるとわかります。